アドベンチャー

「龍が如く 維新!極」をプレイした感想・評価

龍が如く維新極をプレイした感想・評価

©SEGA 

こんにちは!高校の世界史のテストで3点を取ったことがあるくらい歴史が苦手な「どせいくん」(@zyamirasu)です。

今回は、セガの「龍が如く 維新!極」をプレイしました。

2014年に発売された「龍が如く 維新!」のリメイク作品で、シリーズで初めてアンリアルエンジンが採用されました。

このゲームを一言で表現すると「バトルも楽しめる龍が如く」

「龍が如く」シリーズはぶっちゃけバトルがあまりおもしろくないイメージがあります(あくまで僕個人の感想です!笑)が、維新は「4つの型」と「隊士」というシステムによってバトルが楽しく、さらに、「バトルダンジョン」や「究極闘技」といったコンテンツによってバトルする機会も増えました。

「龍が如く」シリーズはストーリーがかなりおもしろいので、バトル、ストーリーともにおもしろい死角のない作品に仕上がっています!

このゲームをプレイした評価は☆4.0

ゲーム性
ストーリー
演出
ボリューム
親切さ
完成度(ゲームバランス、バグ)

ちなみに、今回僕がプレイしたのはPS5版で、プラチナトロフィーを取得済みです。

龍が如く維新極のプラチナトロフィー

詳しい感想は以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

もちろんネタバレには最大限注意してあるので、安心してどーぞ!

良かった点 悪かった点
  • バトルを楽しめる機会が多い
  • 武器作成がエンドコンテンツとして楽しめる
  • ストーリーがおもしろい
  • 幕末の京の探索が楽しい
  • めんどくさいトロフィーが多い
  • ターゲット固定できない
  • 移動がめんどくさい
  • システム面での変更が少ない
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「龍が如く 維新!極」の基本情報

龍が如く維新極の基本情報

「龍が如く 維新!極」の基本情報が以下です。

対応機種 PS5、PS4、XSX、XB One、Steam、Windows
発売日 2023年2月22日
ジャンル アクションアドベンチャー
価格 【パッケージ版】
スタンダードエディション:7,689円(税込)(Xboxはパッケージ版の販売なし)
【ダウンロード版】
スタンダードエディション:7,689円(税込)
デジタルデラックスエディション:8,789円(税込)
販売 セガ
開発 セガ
クリア時間(実績) 29時間(クリア)
約100時間(トロコン)
このゲームのあらすじ

龍が如くシリーズ6までの主人公「桐生一馬」の姿をした「坂本龍馬」が主人公。

育ての親である「吉田東洋」と兄弟分である「武市半平太」とともに、故郷である土佐を変える改革を計画するが、すべての準備が整った革命前夜に「吉田東洋」が何者かによって暗殺される。

事件の現場にいた坂本龍馬は吉田東洋殺しの犯人として追われ、土佐を脱藩する。

京に流れ着いた龍馬は、京の街で吉田東洋を殺した犯人の行方を追う。

「龍が如く 維新!極」はどんなゲーム?

龍が如く維新極はどんなゲーム?

「龍が如く 維新!極」の特徴が以下です。

状況に応じて4つの型を使い分ける

「龍が如く」の正式ナンバリング作品は街中にあるものを自由に武器として使って戦うストリートファイト形式ですが、本作では、

  • 一刀の型:刀を使った型。動きは鈍いが、攻撃力が高い。
  • 短銃の型:銃を使った型。接近戦に弱いが、遠距離攻撃できる。
  • 乱舞の型:刀と銃を使った型。攻撃力は低いが、回避性能が高い。
  • 格闘の型:素手を使った型。通常攻撃は弱いが、街中にあるものを武器として使えたり、投げ技が使える。

の4つの型が使えて、型によっては最初から武器を持った状態で戦います。

一刀でのバトル一刀の型

各型はそれぞれ一長一短の特徴を持っているので、状況に応じて十字キーで型を切り替えて戦います。

また、それぞれの型には「絶技」という各型の専用技があり、使用中は敵を攻撃していると溜まっていくヒートゲージを消費します。

絶技

以上の4つの型のおかげで、他の「龍が如く」シリーズに比べると維新はバトルの自由度が高く、バトルがより楽しくなりました!

もちろんヒートゲージがある一定程度以上溜まると使える「ヒートアクション」は今作も健在です。

ヒートアクション

新選組隊士の能力が使える

ストーリーを進めると、龍馬は新選組に入って三番隊の隊長を務めますが、隊長就任後は隊士を編成してバトル中に「隊士能力」を使えるようになります。

とはいえ、隊士が仲間になって一緒に戦うというわけではなくて、バトル中に隊士が持っている能力が発動されるというものですね。

隊士能力には、

  • 近づいてきた敵をころばせる
  • 龍馬のヒートゲージを補充する
  • 龍馬の体力を自動回復する

などがありますが、隊士にはレア度が設定されていて、レア度が高い隊士ほど強力な効果の能力を持っています。

隊士カード

隊士の編成では、持っている隊士カードの中からそれぞれの型に3人ずつ(1人:伍長、2人:平隊士)をセットでき、伍長に設定した隊士だけ「伍長特性」が発現します。

隊士編成

ちなみに、新しい隊士は、

  • 街中で特定の敵とのバトルに勝利する
  • バトルダンジョンをクリアする
  • お金を使って募兵する(いわゆるガチャ)

ことで獲得できます。

募兵

オリジナル版ではバトルダンジョンでしか使用できなかったのですが、うれしいことに「極」では本編でも使用できるようになりました!

武器の作成と強化ができる

鍛冶屋では、街中やバトルダンジョンで集めた素材を使って、武器や防具を作れます。

武器の作成

武器や防具には攻撃力を上げるなどの特殊効果が備わった「印」を埋め込む枠があって、

  • 固有枠
  • 空き枠

の2種類があります。

武器や防具の枠

固有枠には武器の種類ごとに決まった印(固有印)が埋め込まれています。

一方、空き枠には好きな印を埋め込むことができるので、武器を自分好みにカスタマイズできます。

徳を積んでお役立ち要素解放

徳という維新特有のシステムがあって、徳を積むとポイントがもらえて、主にバトル以外の探索などに役立つ能力と交換できます。

徳の交換

例えば、

  • 神社や地蔵に拝む
  • 精進目録を達成する
  • アイテムを買う

のようなときに徳ポイントがもらえます。

オリジナル版からグラフィックなどが向上

オリジナル版からの変更点には、

  • グラフィックの向上
  • 出演キャストの一部変更
  • 隊士能力が本編でも使用可能
  • サブストーリーの追加
  • 武具強化システムの一部仕様変更
  • フォトモードの追加

などがあります。

個人的に1番大きな変更だと思うのが、隊士能力が本編でも使用できるようになったことです。

この変更のおかげで、隊士カードを集めたり、隊士を育てるモチベーションが上がりました!

「龍が如く 維新!極」の良かった点

龍が如く維新極の良かった点

「龍が如く 維新!極」の良かった点は以下です。

バトルを楽しめる機会が多い

「型」や「隊士」の採用で維新はバトルがおもしろいのに加えて、

  • バトルダンジョン:敵を倒しながらダンジョンを進み、最奥にいるボスを倒すモード
  • 闘技場:5人の対戦相手と戦う「勝ち抜き戦」と次々と出現する敵100人と戦う「百人斬り」がプレイできるモード
  • 究極闘技:決まった強さの龍馬を操作して、特定の制限がある中で敵と戦うモード

と純粋にバトルを楽しむ機会も多いです。

この中でも特に長く楽しめるのが、バトルダンジョン。

バトルダンジョン

敵が装備や武器の素材、印を落とすのに加えて、クリア後に隊士が加入するので、何度も周回したくなります!

武器作成がエンドコンテンツとして楽しめる

武器作成はチュートリアルが若干不親切でわかりづらいのですが、システムさえちゃんと理解すれば、かなりおもしろいコンテンツです。

鍛冶屋のチュートリアル

素材、印、お金を集めつつ、強い武器を作るのが楽しかったです。

武器作成に必要な素材やお金を集めるためにバトルダンジョンを周回する必要があるので、武器作成とバトルダンジョンがセットでエンドコンテンツのひとつとして長く楽しめます。

ちなみに、すべての武器を作成することがトロフィー要素の1つとなっているので、トロコンを目指すなら避けては通れないようになってます。

ストーリーがおもしろい

「龍が如く」シリーズとあって、ストーリーはやはりおもしろかったです!

坂本龍馬という誰もが知っている人物を主人公に、史実をデフォルメしたストーリー展開になっています。

坂本龍馬といえば、「薩長同盟」の立役者であり、「大政奉還」を成し遂げた人物として有名ですが(もちろん僕はこのゲームをプレイしたあとで知った)、このあたりもストーリーの中で描かれます。

僕は歴史が超が付くほど苦手ですが、坂本龍馬についてもっと勉強したい気にさえなりました!(注:実際はしない)

幕末の京の探索が楽しい

「龍が如く」シリーズは実際にある街を再現しているのが特徴ですが、今回の舞台である幕末の京は風情がある街並みで、誰もが知っている清水寺や鴨川などがしっかりと再現されています。

また、街では、

  • 歌声酒場(カラオケ)
  • 日本舞踊
  • お座敷遊び
  • 競鶏

他のシリーズ作品と同様、たくさんのプレイスポットがあって、京遊びが楽しめます。

 

「龍が如く」シリーズの中でも、昔の街並みや世界観が表現されている「見参!」と「維新!」は特に僕のお気に入りです!

「龍が如く 維新!極」の悪かった点

龍が如く 維新極の悪かった点

「龍が如く 維新!極」をプレイしていて、残念に感じた点は以下です。

めんどくさいトロフィーが多い

やっぱりこれは声を大にして言いたい。

「トロフィー、マジでめんどくさすぎ!!!笑」

いやー、トロフィーがめんどいのは龍が如くあるあるなんですけど、やっぱりめんどくさかった!笑

特にめんどくさいトロフィーが、

  • 夢、叶えし者:メインメニューのコンプリート率が100%になった
  • 精進神:全ての精進目録を達成した

の2つ。

このトロフィーのせいで、ゲーム内のすべての要素をプレイしないとトロコンできないようになってます。

最後の方は心を無にしてプレイしてました。笑

ターゲット固定できない

せっかくバトルがおもしろくなったのに、このゲームにはターゲット固定がないんですよね。

敵をオートでターゲッティングしてくれるんですが、龍馬の前後に敵がいるようなときはターゲットが定まらずに、なぜか短銃を敵のいない横に撃ったりしてました。笑

カメラワークもイマイチで、壁を背にしたときなんかは敵が画面外にいってしまうので、狭い場所は戦いづらかったです。

バトルがおもしろいのに、このあたりはもったいないなーと思いました。

移動がめんどくさい

このゲーム、移動が割とめんどくさい。。。

というのも、

  • ダッシュにスタミナがある
  • ファストトラベルできる駕籠屋の設置場所が少ない

からですね。

「龍が如く」は街中を歩き回るのが醍醐味だとは思いますが、クリア後は街中を移動する機会が増えるので、やっぱり効率的に移動したいですよね。

ちなみに、

  • 徳交換で、スタミナが増える
  • 駕籠屋の絆MAXで、設置場所が増える

ので、この2つは優先的に解放してしまうといいと思います。

システム面での変更が少ない

これまで紹介したとおり、今作はひとつの作品として見ると、完成度が高くてかなりおもしろい作品に仕上がっています。

ですが、上述したとおり、オリジナル版と比較するとシステム面で手が加えられた要素は少ないので、すでにオリジナル版をプレイした人にとっては物足りなく感じるかもしれないなと思います。

今作はもともと「極」としてではなく、オリジナル版を販売していない海外向けに販売するために開発が始まったからかもしれません。

とはいえ、オリジナル版をプレイしていない人には超オススメしたい作品です!

まとめ:「龍が如く 維新!極」をプレイした感想・評価

まとめ(龍が如く維新極)

以上、「龍が如く 維新!極」をプレイした僕の感想を紹介させてもらいました。

ゲーム性
ストーリー
演出
ボリューム
親切さ
完成度(ゲームバランス、バグ)

このゲームをトロコンまでプレイしてみて、以下のような人におすすめできる作品だと思いました。

このゲームはこんな人におすすめ
  • 維新をまだプレイしたことがないひと:オリジナル版からシステム面で変更があった要素は少ないが、オリジナル版からかなりおもしろい
  • 龍が如くシリーズが好きなひと:龍が如くシリーズお馴染みのキャラがたくさん登場する
  • やり込めるゲームを探しているひと:トロコンまで100時間と、かなりやり込めてコスパ良し

オリジナル版をプレイしたことがないという人は、極が発売されたこの機会にぜひプレイしてみてください!

ではでは~!

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