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こんにちは!最近、推理ゲームにどハマりしている「どせいくん」(@zyamirasu)です。
今回はスパイク・チュンソフトの「ダンガンロンパ1・2 Reload」をプレイしました。
2010年にPSPで発売された「ダンガンロンパ」と2012年にPSPで発売された「ダンガンロンパ2」のリマスター版が収録された作品で、オリジナルに比べて高解像度化と一部コンテンツが追加されています。
このゲームを一言で表現すると「言わずと知れたアドベンチャーゲームの代名詞」。
めちゃくちゃ解きがいのあるトリックに加えて、ストーリー全般にわたる謎が徐々に明らかになっていく続きが気になるストーリー展開で、時間を忘れてプレイしてしまいました!
名作と呼ばれるのも納得の作品。
このゲームをプレイした評価は☆4.5です!!!
ゲーム性 | |
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ストーリー | |
演出 | |
ボリューム | |
親切さ | |
完成度(ゲームバランス、バグ) |
ちなみに、「ダンガンロンパ1・2 Reload」のプラチナトロフィーを取得済みです。
詳しい感想は以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
なお、ネタバレには最大限注意してありますが、記事の特性上、多少のネタバレを含んでいる可能性があるので注意してください!
良かった点 | 悪かった点 |
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目次
「ダンガンロンパ1・2 Reload」の基本情報
「ダンガンロンパ1・2 Reload」は、大人気アドベンチャーゲームのダンガンロンパ1と2のリマスター版です。
対応機種 | PS4 |
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発売日 | 2017年5月18日 |
ジャンル | ハイスピード推理アクション |
価格 | 【パッケージ版】3,800円(税抜) 【ダウンロード版】3,800円(税抜) |
販売 | スパイク・チュンソフト |
開発 | スパイク・チュンソフト |
クリア時間(実績) | 50時間(クリア) 87時間(トロコン) |
あらゆる分野の超一流高校生を集めて、育てることを目的とした政府公認の高校「私立希望ヶ丘学園」。
際立った才能を持たないごく平凡な学生の「苗木誠」はそんな学園とは無縁の存在だったが、平均的な学生を対象に実施した抽選に当選した「超高校級の幸運」の持ち主として入学を許可されていた。
入学式当日、場違いな雰囲気を感じながらも希望ヶ嶺学園の門の前に立つ苗木。
意を決して足を踏み出すも、玄関ホールに入ったところで突然視界がぼやけて、そのまま気を失ってしまう。
目を覚ますと、そこは学園内の教室と思われる場所だった。
しかし、廊下は薄汚れ、窓には鉄格子がはまっており、思い描いていた学園とは程遠い。
不安を感じながらも入学式会場である体育館に行くと、そこに現れたのは学園長と称する「モノクマ」だった。
そこでモノクマに告げられたのは、今後一生を学園内で過ごすということと、どうしても外に出たければ他の生徒にバレずに殺人をするしかないということ。
同じ境遇で全国から集められた超高校級の学生14人との先の見えない学園生活が始まる。
「ダンガンロンパ 1・2 Reload」はどんなゲーム?
「ダンガンロンパ1・2 Reload」の特徴が以下です。
超高校級の学生同士のコロシアイ生活
ダンガンロンパ1では、超高校級の学生15人が集められ、今後一生を「私立希望ヶ丘学園」の中で暮らすことを強いられてしまいます。
学園の外に出ることも、外部と連絡を取ることもできません。
唯一の学園の外に出る方法が「他の生徒にバレずに殺人を犯すこと」。
モノクマに外に出たくなる動機を与えられた生徒によって、いずれ一筋縄では解けないトリックを使った殺人事件が発生してしまいます。
一方、事件を犯した犯人を突き止められないと犯人以外の生徒が殺されてしまうというルールがあるので、命懸けで事件を調査して、学級裁判で犯人(クロ)を突き止めないといけません。
ダンガンロンパ1は、こういった背景のもとで、
(非)日常編:事件発生前の自由行動パート
↓
非日常編:事件発生後の手がかり集める調査パート
↓
学級裁判:犯人を突き止める推理パート
を繰り返しながら、学園内に学生たちを閉じ込めた黒幕や目的を探っていくゲームです。
ちなみに、2は学園ではなくリゾート島での生活になりますが、基本的なゲームの流れは1と同じです。
キャラとの親睦を深める(非)日常編
(非)日常編は事件発生前の自由行動パートです。
他の生徒と会話したり学園内を探索することでイベントが進んでいきます。
自由行動時間では他の生徒と過ごして、生徒との親密度を上げることができます。
親密度が上がると、学級裁判で役立つスキルを覚えることがあります。
ちなみに、学級裁判が終わるとこれまで閉鎖されていた施設が開放されて、探索できる場所がどんどん広がっていきます。
事件の手がかりを集める非日常編
非日常編は事件発生後の手がかりを集める調査パートです。
事件発生から学級裁判が開かれるまでの間に、犯行現場などのいろんな場所を調査して犯人に繋がる手がかりを見つけます。
集めた手がかりは「言霊」として保存されて、学級裁判で使用します。
犯人を突き止める学級裁判
学級裁判は犯人を突き止める推理パート。
犯人を言い当てると犯人がお仕置き(処刑)され、犯人を言い当てられないと犯人以外の全員がお仕置きされてしまうというルールがあるので、犯人とそれ以外の生徒ともに、まさに命懸けの推理ゲームです。
学級裁判では、
- ノンストップ議論
- 閃きアナグラム
- マシンガントークバトル
- クライマックス推理
といったアクションミニゲーム形式で次々と問題が出題されます。
ちなみに、2では1のアクションゲームに加えて新たなゲームが追加されたり、ゲームの内容が一部変更されたりしています。
ノンストップ議論
1番基本的なミニゲームが「ノンストップ議論」。
議論がノンストップで進む中で、他の生徒の発言のウソや矛盾を見つけるというもので、事実と異なる発言に対して非日常編で集めた「言霊」をぶつけて矛盾を指摘します。
閃きアナグラム
「閃きアナグラム」は主人公の頭の中で事件の疑問に対する答え(ワード)を作成するというもの。
出現する文字の中から正しい順番で正しい文字を撃って、ひとつのワードを作成します。
マシンガントークバトル
「マシンガントークバトル」は相手の発言をリズムに合わせて破壊していくというもの。
発言を破壊するごとに相手のライフが徐々に減っていって、ライフがなくなると最後の力を振り絞った反論をしてきます。
ノンストップ議論のように、反論に言霊をぶつけて矛盾を指摘できるとマシンガンバトルが終了します。
クライマックス推理
事件の全貌がほとんど見えた段階になると「クライマックス推理」が始まります。
クライマックス推理は、事件の流れを描いたマンガの虫食い部分に正しいコマを入れるというもの。
裁判での議論を理解できていれば、虫食いがすべて埋められるようになっています。
「ダンガンロンパ1・2 Reload」の良かった点
「ダンガンロンパ1・2 Reload」の良かった点は以下です。
解きがいのあるトリック
めちゃくちゃ練られたトリックばかりで、学級裁判が終わる頃には「なるほど!そういうことやったんか!」と爽快感を感じること間違いなし!
現実的に不可能なトリックはなく、よく考えれば学級裁判が始まる前に自力で事件の犯人を突き止めることも可能です。
とはいえ、細かい点に気づかないと犯人まで辿り着けないようになっていて、解きがいのあるトリックばかりでした。
たとえ自力でトリックが解けなかったとしても、学級裁判でヒントを与えながらしっかりと導いてもらえるので最終的には犯人を突き止められるようになってます。
というか、ぶっちゃけ、僕の場合は学級裁判で初めて犯人がわかるパターンがほとんどでしたね。笑
続きが気になるストーリー
それぞれの事件のトリックを暴くだけじゃなく、
- 私立希望ヶ丘学園の秘密
- ゲームを仕組んだ黒幕や目的
- 学園の外の状況
といったこのゲーム全体にわたる謎が少しずつ明らかになっていくのもこのゲームの楽しみです。
続きが気になってしまって、ついつい夜明けまでプレイしてしまうことも。
ゲーム全体にわたって隠されている謎があって、終盤にそれが矢継ぎ早に明らかになったときは衝撃を受けました!
マジでこのゲームのストーリーのおもしろさは今年最高レベル。
登場人物に愛着が持てる
ダンガンロンパに登場する人物は、
- 超高校級の御曹司
- 超高校級の風紀委員
- 超高校級の暴走族
- 超高校級の同人作家
といった、いかにもキャラが濃い登場人物ばかり。
中には嫌な性格のキャラもいますが、生徒同士のやり取りがゲーム中によく描かれているので、プレイをしているうちにいつの間にか嫌な性格の人物にも愛着が湧いていました。
マスコットキャラ的存在のモノクマやモノミも、他の登場人物に負けず劣らずのキャラです。
モノクマとモノミのやり取りがコミカルに描かれていて、めちゃくちゃ笑わせてもらいました!
コスパが最強
「ダンガンロンパ1・2 Reload」はダンガンロンパ1と2がひとつになったソフトで、トロコンまで87時間とアドベンチャーゲームにしてはかなり珍しく大ボリュームでした。
それなのに、定価が3,800円(税抜)と激安で、コスパがめちゃくちゃいいタイトルです。
一方、Switchでは、ダンガンロンパ1、2、V3とハッピーダンガンロンパSが収録された「ダンガンロンパ トリロジーパック+ハッピーダンガンロンパS」が発売されています。
ダンガンロンパV3が収録されている上に定価が4,980円(税抜)と、こちらもコスパ最強です。
「ダンガンロンパ1・2 Reload」の悪かった点
「ダンガンロンパ1・2 Reload」をプレイしていて、残念に感じた点が以下です。
ビミョーなアクション要素がある
純粋に推理だけを楽しみたいひとには、アクション要素が少し邪魔に感じるかも。
特にマシンガントークバトルはほぼ推理要素がないので、ぶっちゃけいらないなと思いました。笑
個人的にはアクション要素は「ノンストップ議論」と「ロジカルダイブ」くらいで十分。
ちなみに、ロジカルダイブはスノボーに乗ってパイプ状のコースを進みながら、途中出題される問題に回答するというもの。
ロジカルダイブは1には登場しませんが、2で初めて登場します。
推しキャラが途中リタイアする可能性がある
ストーリーが進むにつれて、犯人に殺されるor犯人としてモノクマにお仕置きされるかで登場人物がどんどん減っていきます。
なので、推しキャラが早々にいなくなってしまうという悲しい展開もありえます。
ちなみに、僕の推しキャラは1は「朝日奈葵」で、2は「七海千秋」です。←ゴミ情報
めんどくさいトロフィーが多い
トロコンまでプレイしましたが、入手がめんどくさいトロフィーが多かった印象です。
特にめんどくさかったトロフィーが、
- プレゼントを全種類集めた(ダンガンロンパ):「ダンガンロンパ」でプレゼントを全て集める
- スクールモード全エンディングクリア:スクールモードで全生徒のエンディングを見る
- プレゼントを全種類集めた(ダンガンロンパ2):「ダンガンロンパ2」でプレゼントを全て集める
- アイランドモード全エンディングクリア:アイランドモードで全生徒のエンディングを見る
- 「魔法少女ミラクル★モノミ」アイテムを全種類集めた:「魔法少女ミラクル★モノミ」で全てのアイテムを集める
の5つ。
プラチナトロフィーの取得率が2.2%(2023年9月26日時点)と他のゲームと比べても低いのは、おそらく取得のめんどくささが原因だと思われ。
クリアまでスキルが取れなくなる
特定の生徒の親密度をあげていても、いきなり生徒が殺されてしまうので、クリアまでスキルが取れなくなってしまうことがあります。
とはいえ、たとえひとつもスキルが取れなくても、ストーリーをクリアすることはできるので問題はないです。
ちなみに、クリア後に解放されるモードなら、生徒がいなくならずに、じっくり親密度を上げられます。
まとめ:「ダンガンロンパ1・2 Reload」をプレイした感想・評価
以上、「ダンガンロンパ1・2 Reload」をプレイした僕の感想を紹介させてもらいました。
良かった点 | 悪かった点 |
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このゲームをトロコンまでプレイしてみて、以下のような人におすすめできる作品だと思いました。
- 推理ゲーム・小説・ドラマが好きなひと:解きごたえのあるトリックの推理が楽しめます。
- ゲームのストーリーを重視するひと:ストーリー全般にわたる謎が少しずつ明らかになっていくストーリー展開で、続きが気になって時間を忘れてプレイできます。
発売から10年以上越しにプレイしたわけですが、さすが名作ゲームと呼ばれるのも納得のおもしろさでした。
今ならシリーズの作品が収録されたお得にプレイできるので、プレイしたことがない人はぜひプレイすることをオススメします!
ではではっ!