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こんにちは!誰よりも霊感がない「どせいくん」(@zyamirasu)です。
今回はカプコンの「ゴースト トリック」(リマスター版)をプレイしました。
2010年にニンテンドーDSで発売された「ゴースト トリック」のリマスター版です。
このゲームを一言で表現すると「ピタゴラスイッチ的パズルアドベンチャー」。
「トリツク」と「アヤツル」の2つの死者のチカラを使って被害者を救うという斬新なゲーム性で、このゲームでしか味わえない体験ができて大満足でした!
このゲームをプレイした評価は☆3.5です!!!
ゲーム性 | |
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ストーリー | |
演出 | |
ボリューム | |
親切さ | |
完成度(ゲームバランス、バグ) |
ちなみに、今回僕がプレイしたのはPS5版で、トロコン済みです。
詳しい感想は以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
なお、ネタバレには最大限注意してありますが、記事の特性上、多少のネタバレを含んでいる可能性があるので注意してください!
良かった点 | 悪かった点 |
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目次
「ゴーストトリック」の基本情報
「ゴーストトリック」は逆転裁判シリーズの生みの親である“巧 舟”氏が手掛けたミステリーアドベンチャーです。
対応機種 | PS4、Switch、XB One、Steam |
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発売日 | 2023年6月30日 |
ジャンル | アドベンチャー |
価格 | 【パッケージ版】 通常版:4,389円(税込) トリツキBOX:8,239円(税込)(PS4、Switch)、7,840円(税込)(Steam) 【ダウンロード版】 通常版:3,990円(税込) |
販売 | カプコン |
開発 | カプコン |
クリア時間(実績) | 15時間(クリア) 16時間(トロコン) |
ふと気がつくと、ゴミ捨て場にいた。
そこにいるのは男と女。そして1体の死体。
これまでの記憶が飛んでいるが、どうやらこの死体が自分のようだ。
男は銃を構え、今にも女を殺そうとしている。
死んでいてはどうすることもできないと諦めていると、どこからか声が語りかけてくる。
「のんびり死んでいる場合ではございません」
その声の主によると、自分は「死者のチカラ」を持って死んだらしい。
物に取り憑いて操ることができる力。
死者のチカラを使って、どうにか女を救い出すことには成功した。
しかし、自分は一体何者で、なぜ死んだのか?
一夜限りのミステリーが今始まる。
「ゴーストトリック」はどんなゲーム?
「ゴーストトリック」の特徴が以下です。
死の4分前に戻して被害者の運命を変える
主人公は不思議な「死者のチカラ」を持っていて、死の4分前に戻すことができます。
自分の死の謎を追っていると、ことあるごとに誰かの死に遭遇するので、そんなときこそ「死者のチカラ」の出番。
その4分間に被害者が死ぬ原因を取り除くことに成功すれば、被害者を救うことができます。
ただし、死んでから1日経っている場合は力を使えないそう。
まぁ、それでも十分すごい力ですが。
救った被害者が自分の死の謎に関する重要な情報を持っている場合があって、こうやって自分の死の真相に近づいていきます。
モノに取り憑いて操る「死者のチカラ」を駆使する
死の4分前から死に向かって進む被害者を、
- トリツク
- アヤツル
の2つの「死者のチカラ」を使って救い出します。
「トリツク」はモノに取り憑く力。
モノから別のモノにトリツクことによって、モノの間を移動することができます。
「アヤツル」は取り憑いたモノを操る力。
取り憑いたモノによって操り方は違いますが、
- 遮断機を上げる
- ギターを鳴らす
- 自転車を漕ぐ
などなど。
たとえ被害者を助け損ねたとしても、何度でも4分前から開始することが可能です。
ぺこぱ:時を戻そう!
試行錯誤して、被害者の死の運命を変えられる「正解ルート」を見つけ出しましょう!
高解像度・高フレームレート化など遊びやすくなる変更が加えられた
本作品はあくまでリマスターなのでゲーム性やストーリーはオリジナルとほぼ同じですが、さらに遊びやすくなるような変更が加えられました。
オリジナルとの違いは、
- 高解像度・高フレームレート化
- BGMのアレンジ
- ゴーストパズルの追加
- チャレンジの追加
- コレクション機能の追加
などなど。
高解像度・高フレームレート化やアレンジされたBGMで今プレイしても違和感を感じなくなったほか、ゴーストパズルやチャレンジといったやり込み要素が追加されました。
「ゴーストトリック」の良かった点
「ゴーストトリック」の良かった点が以下です。
ピタゴラスイッチ的なパズルにハマる
被害者を助け出せるのは、
- モノを操る順番
- モノを操るタイミング
が完全に一致した場合だけ。
「トリツク」と「アヤツル」だけのシンプルなゲーム性ながら、複雑なパズルのようになっています。
例えば、下の動画では、
- タイヤを転がすことでマネキンを立てる
- 冷蔵庫を開けることでミキサーが出現する
- 扇風機を使うことで旗がなびき、紐の片側がミキサーに入る
- ミキサーを動かすことで旗が上がる
といった具合に順番にモノを操っていくことで、遠くまで移動することができました。
初めてプレイしたとき、思わず「なんだこのゲームは!?」と言ってしまうほど斬新なゲーム性。笑
どことなくピタゴラスイッチに似てますよね?
かなり中毒性が高いゲームで、早くも続編をプレイしたくなってます。。。
謎が徐々に明らかになっていくストーリー展開でやめ時を失う
主人公は生前の記憶をすべてなくしていて、
- 自分が何者なのか?
- どうして死んでしまったのか?
を解き明かすストーリーです。
一連の事件に巻き込まれたひとを死者のチカラを使って助けていくことで、徐々に謎が明らかになっていきます。
そして、最後は予想していなかった結末。
チャプターで区切られてはいるものの、先が気になってどんどんストーリーを進めたので、あっという間のエンディングでした。
個性的なキャラクターが多い
逆転裁判もそうですが、やはり登場キャラがことごとく個性的でした。笑
僕が1番好きなのは「カバネラ警部」。
動きがいちいちウルサいのが特徴ですが、こう見えて特別捜査班の班長らしいです。
トロフィーが簡単に獲れる
クリア後は、特定区間を1度も死亡させないなどのいくつかのトロフィーを取るだけでトロコン達成できます。
僕の場合は、ゲームをクリアして1時間もかからずトロコンできました。
しかも、他のゲームに比べてゴールドトロフィーの数が多くて、このゲームだけで6つ獲得できてしまいます。
トロフィーを集めているひとには、かなりオススメ。
「ゴーストトリック」の悪かった点
「ゴーストトリック」をプレイして、残念に感じた点が以下です。
推理ゲームではない
ミステリーゲームと銘打ってますが、犯人を推理するような推理ゲームではない点は注意が必要です。
というか、死の4分前に戻れるので、真っ先に犯人がわかるんですよね。笑
とはいえ、徐々に謎が明らかになっていくアドベンチャーゲーム的な楽しさがあるので、推理ゲームが好きなひとにも楽しんでもらえるはず。
ボリュームが少ない
ボリュームが控えめでクリアまで15時間程度でした。
クリア後は1時間程度でトロコン可能。
ゲーム自体はめちゃくちゃおもしろいので、もう少し遊びたかったなという感想です。
人によって使える死者のチカラが違うという設定なので、いろんな能力を追加していけば、いくらでもボリュームアップできそうだし続編に期待!
グラフィックのタッチが好き嫌い分かれそう
キャラデザのタッチが独特なので、好き嫌いが分かれそう。
中身自体はおもしろいゲームなので、タッチが嫌いでも毛嫌いせずにプレイしてほしいです。
僕自身あまり好みじゃないデザインだったのに、やっていればいつの間にか慣れてました。笑
リマスター版なのにアスペクト比がDSのまま
リマスター版でHD化されたはずなのに、プレイ画面のアスペクト比(画面縦と横の比率)がDSのままです。
砂時計を置いたりして、なんとなく工夫の跡が伺えますが。笑
プレイ上の不都合が何かあったのかなと推測しますが、これまたなかなか珍しいパターンですね。
まとめ:「ゴーストトリック」をプレイした感想・評価
以上、「ゴーストトリック」をプレイした僕の感想を紹介させてもらいました。
良かった点 | 悪かった点 |
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このゲームをプレイしてみて、以下のような人におすすめできる作品だと思いました。
- アドベンチャーが好きなひと:犯人を推理するような推理ゲームではないですが、徐々に謎が明らかになっていくストーリー展開でやめ時を失ってしまいます。
- パズルが得意なひと:モノを操る順番とモノを操るタイミングがうまくハマった場合だけ、被害者を救出できるピタゴラスイッチ的なパズルがおもしろいゲームです。
- トロフィーを集めているひと:トロコン達成が簡単なほか、ゴールドトロフィーの数が多いです。
「トリツク」と「アヤツル」の2つの死者のチカラを使って死者を救うという、このゲームでしか味わえない斬新な体験ができる作品でした!
興味が湧いたひとは、ぜひプレイしてみてください!
ではではっ!