アドベンチャー

「零 ~月蝕の仮面~」をプレイした感想・評価

零 ~月蝕の仮面~をプレイした感想・評価

©2008-2023 Nintendo / コーエーテクモゲームス
©2008-2023 コーエーテクモゲームス

こんにちは!写真を撮られると魂を抜かれると信じて疑わない「どせいくん」(@zyamirasu)です。

今回は、コーエーの「零 〜月蝕つきはみの仮面〜」(リマスター版)をプレイしました。

2008年にWiiで発売された「零」シリーズの4作品目の「零 〜月蝕の仮面〜」のリマスター版です。

このゲームを一言で表現すると「ゾンビが登場しないホラゲー」

ホラゲーというとゾンビが登場するものが多い昨今のゲームのトレンドの中で、純粋に和風ホラーを楽しめる数少ない作品でした!

このゲームをプレイした評価は☆3.0です。

ゲーム性
ストーリー
演出
ボリューム
親切さ
完成度(ゲームバランス、バグ)

ストーリーはおもしろかったんですが、ボリュームが少なかったのと操作性が悪かったので評価は少し辛めです。

ちなみに、今回僕がプレイしたのはPS5版で、プラチナトロフィーを取得済みです。

零 ~月蝕の仮面~のトロフィー

詳しい感想は以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

もちろんネタバレには最大限注意してあるので、安心してどーぞ!

良かった点 悪かった点
  • 先が気になるストーリー
  • 登場する女の子がかわいい
  • ホラーだけど視界がいい
  • 取り返しが付かない要素がない
  • 操作性が悪い
  • 狭い場所での戦闘がストレス
  • バトルが単調
  • オートセーブが機能してない
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「零 〜月蝕の仮面〜」の基本情報

零 ~月蝕の仮面~の基本情報

「零 〜月蝕つきはみの仮面〜」の基本情報が以下です。

対応機種 PS5、PS4、Switch、XSX、XB One、Steam
発売日 2023年3月9日
ジャンル 和風ホラーアドベンチャー
価格 【パッケージ版】
通常版:6,380円(税込)
Nintendo Switch版プレミアムボックス:12,080円(税込)
プレミアムボックス(グッズのみ):5,700円(税込)
【ダウンロード版】
通常版:6,380円(税込)
デジタルデラックス:8,580円(税込)
販売 コーエーテクモゲームス
開発 コーエーテクモゲームス
クリア時間(実績) 10時間(クリア)
26.5時間(トロコン)
このゲームのあらすじ

朧月島(ろうげつとう)で10年に一度開かれる「朧月神楽(ろうげつかぐら)」。その神楽の最中に、5人の少女が神隠しに遭う。

その後、少女たちは1人の刑事に助け出されたが、すべての記憶を失くしていた。

そして、10年後、神隠しに遭った少女のうち2人が相次いで死んだ。

残された「海咲(みさき)」と「円香(まどか)」は友人の死の謎を解き明かすために朧月島に向かう。

そして、最後の1人である「流歌(るか)」も失った記憶を取り戻すために2人を追った。

「零 〜月蝕の仮面〜」はどんなゲーム?

零 ~月蝕の仮面~はどんなゲーム?

「零 〜月蝕つきはみの仮面〜」の特徴が以下です。

射影機で除霊

このゲームでは数々の霊が登場しますが、そんな霊たちと戦うための道具がこちら!

射影機

ドラえもん:「のび太くんこれはね、射影機と言って、悪霊を除霊できる道具なんだ。」

はい!この射影機が霊を撮影すると、霊にダメージを与えられる秘密道具というわけです。

射影機による攻撃

「L2」ボタンで構えたあと、この射影機で霊をファインダー内に捉え続けると、カメラ中央に表示されるゲージが溜まっていきます。

そして、シャッターを押すと、溜まったゲージ量に応じて霊にダメージを与えられます。

逆に、霊がファインダーから外れるとゲージは下がるので、戦闘中は常に霊をカメラ中央に捉えておくのがポイントです。

さらに、敵がこちらに攻撃してくるタイミングで攻撃することで、「フェイタルフレーム」と言っていつもより強力な攻撃を繰り出せます。

フェイタルフレーム

強化レンズで射影機をカスタマイズ

射影機に強化レンズを付けることで、射影機をカスタマイズできます。

強化レンズ

強化レンズには、

  • 除霊能力の高い特殊撮影を行える
  • 撮影すると、一定時間霊の動きを遅くできる
  • 一定時間、霊の動きを止めることができる

といったいろんな効果を持ったものがあります。

ストーリーが進むと最大3つの強化レンズを付けられるようになって、戦闘中に状況に応じてワンタッチで切り替えられます。

強化レンズの装備変更

射影機と強化レンズの機能強化

射影機と強化レンズは機能を強化することができます。

射影機の機能強化

最初はかなり使いにくかった射影機も、強化することで見違えるほど使いやすくなります。

ただし、射影機の機能強化には「青い霊力の欠片」、強化レンズの機能強化には「赤い霊力の欠片」が必要です。

欠片はどちらも廃墟内に落ちているので、隅々まで探してみください!

アイテムの取得

チャプターによって変わる主人公

このゲームではストーリーをチャプター構成にして、チャプターごとに主人公が切り替わる設計になってます。

チャプター

登場する主人公は、

  • 水無月 流歌(るか)
  • 麻生 海咲(みさき)
  • 月森 円香(まどか)
  • 霧島 長四郎(ちょうしろう)

の4人。

それぞれの視点で鍵を探したり、配電盤を操作して電源を復旧したりして、探索できる場所を増やしながら薄暗くて不気味な廃墟を探索します。

灰原病院の探索

ときには、謎解きといったアドベンチャーゲームならではの要素もあります。

謎解き要素

「零 〜月蝕の仮面〜」の良かった点

零 ~月蝕の仮面~の良かった点

「零 〜月蝕つきはみの仮面〜」の良かった点は以下です。

先が気になるストーリー

このゲームの舞台である「朧月島」は10年に一度「朧月神楽」が開かれるという民俗学的な風習が残る土地です。

また、この「朧月島」では「月幽病(げつゆうびょう)」という風土病に悩まされていて、島の病院である灰原病院では月幽病の治療法を模索していました。

上述したとおり、そんな朧月等で5人の少女が神隠しに遭います。

神隠しにあった5人の少女は1人の刑事に救出され、それぞれ島の外で生活していましたが、当時起きた神隠しにあった少女のうち2人が不可解な死を遂げる事件をきっかけに、主人公たちはそれぞれ違った目的で朧月島に戻ってきます。

それぞれの主人公の目的が以下です。

  • 水無月 流歌(るか):失った記憶を取り戻すのが目的
  • 麻生 海咲(みさき):2人の友人の不可解な死を解明するのが目的
  • 月森 円香(まどか):途中ではぐれた海咲を探すのが目的。朧月島には海咲に連れられて来た。
  • 霧島 長四郎(ちょうしろう):流歌の母親に頼まれて流歌を探すのが目的

ゲーム本編はこの後のお話で、それぞれの主人公がそれぞれの目的を果たすために灰原病院内を探索するのですが、ストーリーが進むにつれて神隠しの秘密や失った記憶が徐々に明らかになっていって、先が気になるストーリー展開になっています。

実際に僕もこのゲームをプレイしていると、おもしろい小説を読んでいるときのように早く先が知りたくなって、思わずクリアまで一気にプレイしてしまいました。

ただ、チャプターの順番が時系列に沿ってなくてストーリーが難解な部分があるので、クリア後にネットで考察を調べて読むとさらに理解が深まっておもしろいはず。

登場する女の子がかわいい

このゲームの主人公は3人の女の子と1人の男性ですが、男性はとりあえず置いといて、3人の女の子が無駄にかわいく仕上がってます。笑

流歌流歌
海咲海咲
円香円香

どうやら、リマスター版で女の子たちのかわいさも進化してしまったようです。

さらに、着せ替えも充実しているので、周回プレイも違った雰囲気で毎週楽しめます。

コスチュームの着せ替え

浴衣はなんとなく肝試し感が出てるけど、かわいいなら何でもOK!!!

ホラーだけど視界がいい

ホラゲーって薄暗い場面が多くて、かなり視界が悪い場面が多いですよね。

ホラゲーなのである程度暗いのは仕方ないと思いますが、進む先が見えないほど暗くするのはどうなのか?と思う今日この頃です。(ホラゲーじゃないけど、アプデ前のFFオリジンはかなり見にくかったなー。)

でも、このゲームはホラゲーなのに、視界の悪さはまったく感じない絶妙なバランスでした。

演出で画面が灰色になったり、ノイズが走るような場面があって、その部分だけ少し視界が悪いですが、それでも進む先は見えるので十分!

取り返しが付かない要素がない

このゲームには、

  • 怨霊の撮影
  • 浮遊霊の撮影
  • 地縛霊の撮影
  • 鬼灯人形の撮影
  • 強化レンズの取得

といった収集要素があります。

鬼灯人形の撮影鬼灯人形の撮影

周回単位でみるとストーリーが進むと取れなくなってしまうものがありますが、このゲームは周回前提になっていて周回することで取りこぼしたものはすべて回収できます。

ちなみに、オリジナル版ではバグで霊リストが埋められなかったようですが、このリマスター版では霊リストが全部埋められるようになっています。

「零 〜月蝕の仮面〜」の悪かった点

零 ~月蝕の仮面~の悪かった点

「零 〜月蝕つきはみの仮面〜」をプレイしていて、残念に感じた点は以下です。

操作性が悪い

このゲームをプレイして、すぐに感じたのが操作性の悪さ!

全体的に動きがもっさーりしてます。

ダッシュ機能があるのに足もめちゃくちゃ遅い。。。

バトル難易度との兼ね合いで動きを遅くしてあるんじゃないかと思いましたが、無駄に長い階段はさすがに不要では‥?笑

ダッシュをするとカメラが後ろに回る仕様なのですが、これも操作性を悪くしている一因の気がします。

狭い場所での戦闘がストレス

このゲームに登場する霊はみんな、

  • 壁のすり抜け
  • 瞬間移動

という、「これぞ霊!」みたいな特殊能力を持ってます。

狭い場所で戦闘になると、この特殊能力を駆使して、壁の中に瞬間移動して至近距離から攻撃してくるのでかなり厄介です。

壁に隠れた霊実はここに霊がいる

射影機は壁の中にいる霊には効かないし、操作性が悪いので敵の攻撃を避けるのも一苦労なので、これはもう理不尽としか言いようがない。笑

というわけで、狭い場所での戦闘は結構ストレスが溜まりました。

バトルが単調

ゲーム中はいろんな霊が登場するわけですが、ぶっちゃけどの霊も行動パターンがあまり変わりません。

主人公に近づいてきて、至近距離から攻撃してくるみたいな脳筋なワンパターン行動がほとんど。

たまに急に横移動して、射影機の攻撃を避けてくる敵とかはいますけどね。

とはいえ、「L1」ボタンホールドでターゲット固定できるので、それもあまり驚異ではないという。笑

とまぁ、このゲームのバトルは少し単調に感じるかもですね。

オートセーブが機能してない

このゲームにはオートセーブ機能があって、セーブポイントに近づくとオートセーブされる仕様になってます。

オートセーブ

よくゲームする人なら、きっとこう思うでしょう。

「えっ、それオートセーブいらなくない?」

うん、セーブポイントがすぐそこにあるなら、普通にマニュアルセーブするよね?笑

他のゲームだと、

  • マップの切り替わり
  • クエストクリア
  • チャプターの切り替わり

といった場面でオートセーブしてくれるのが一般的ですが、このゲームは何をとち狂ったのか。。。笑

とはいえ、マニュアルセーブがどうしてもめんどいときは使えるなので、ないよりはマシですけどね。

どうせなら万が一ゲームオーバーになっても、近くから復活できるオートセーブが欲しかったぜ。

まとめ:「零 〜月蝕の仮面〜」をプレイした感想・評価

まとめ(零 ~月蝕の仮面~)

以上、「零 〜月蝕つきはみの仮面〜」をプレイした僕の感想を紹介させてもらいました。

良かった点 悪かった点
  • 先が気になるストーリー
  • 登場する女の子がかわいい
  • ホラーだけど視界がいい
  • 取り返しが付かない要素がない
  • 操作性が悪い
  • 狭い場所での戦闘がストレス
  • バトルが単調
  • オートセーブが機能してない

このゲームをトロコンまでプレイしてみて、以下のような人におすすめできる作品だと思いました。

このゲームはこんな人におすすめ
  • ゾンビゲーに飽きたひと:ホラーというとゾンビみたいな風潮そろそろやめませんか?笑このゲームは日本製ホラーの映画をゲームにしたようなストーリーです。
  • トロフィーを集めているひと:トロコン実績が26.5時間と、トロコンしやすいゲームです。

操作性の悪さは気になったけど、ストーリーがおもしろくて、和風ホラーの独特な世界観に惹き込まれました。

ホラーだけじゃなくアクションも楽しみたいというひとは「Ghostwire: Tokyo」もオススメです。ぜひチェックしてみてください!

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