アドベンチャー

「春ゆきてレトロチカ」をプレイした感想・評価

春ゆきてレトロチカ

© 2022 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Developed by h.a.n.d., Inc. Story by Nemeton

こんにちは!ミステリードラマが大好物の「どせいくん」(@zyamirasu)です。

今回は、スクウェア・エニックス×ハ・ン・ドの「春ゆきてレトロチカ」をプレイしました。

スクウェア・エニックスの新作推理アドベンチャーゲームです。

このゲームを一言で表現すると「プレイするミステリードラマ」

実写で展開されるドラマの中の手がかりから、仮説を立てて、犯人探しをするアドベンチャーゲームで、完全実写のアドベンチャーゲームという斬新なゲーム性に加えて、綿密に練られたストーリーがおもしろいゲームでした。

このゲームをプレイした評価は☆3.0です!

ゲーム性
ストーリー
演出
ボリューム
親切さ
完成度(ゲームバランス、バグ)

ちなみに、今回僕がプレイしたのはPS5版で、プラチナトロフィーを取得済みです。

春ゆきてレトロチカのプラチナトロフィー

詳しい感想は以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

なお、このゲームではスクリーンショットが録れないようになっていて、プレイ画像が少なめですがご容赦ください。

もちろんネタバレには最大限注意してあるので、安心してどーぞ!

良かった点 悪かった点
  • 観るだけのドラマより真剣に考えられる
  • ひとつの事件だけで終わらない
  • ドラマや映画で見たことがあるキャスト陣
  • 値段の割にボリューム不足
  • ヒントから導けないような問題も
  • スクリーンショットが撮れない
  • 全ての手がかりを探す必要がある
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「春ゆきてレトロチカ」の基本情報

「春ゆきてレトロチカ」の基本情報が以下です。

対応機種 PS5、PS4、Switch、PC(Steam)
発売日 2022年5月12日
ジャンル ミステリアドベンチャー
価格 7,480円(税込)
販売 スクウェア・エニックス
開発 ハ・ン・ド
クリア時間(実績) 11時間(クリア)
14時間(トロコン)
ゲームのあらすじ

細胞周期学者の「四十間永司」の実家で、白骨化した遺体が見つかり、知り合いのミステリ作家「河々見はるか」と編集者「山瀬明里」とともに現場である長野の実家を訪れることとなる。

永司は、事件には不老の実と呼ばれる非時香菓(トキジクノカクノコノミ)が関係していると考えており、白骨死体の正体と不老の果実の調査をはるかにお願いする。

永司のお願いを引き受けたはるかは、調査を行なっているうちに様々な事件に巻き込まれながらも、四十間家と不老の果実を巡る事実を解き明かしていく。

「春ゆきてレトロチカ」の特徴

「春ゆきてレトロチカ」の特徴が以下です。

ゲームは3部構成

このゲームは大きく、

  • 問題編
  • 推理編
  • 解決編

の3つのパートに分かれます。

ゲームの流れ

問題編は、手がかりを探すパート。

問題編

主人公が事件に巻き込まれて、現場を捜査したり、アリバイを聞き回ったりするムービーが流れます。

ムービーは20分から長いもので40分くらい。一時停止したり、気になるところを巻き戻してもう一度観たりすることもできます。

推理編は、問題編の手がかりを元に仮説を立てていくパート。

推理編

思考空間のマス目の上に「謎」が設置されていて、問題編で集めた正しい「手がかり」を繋げると「仮説」ができあがります。

ある程度仮説が揃ったら、推理編を終了できます。

解決編は、事件の真相を暴くパート。

解決編

ムービーの中で問題が出されるので、正しいと思う仮説を選んでいき、最後に犯人を言い当てます。

途中間違った仮説を選ぶと、ゲームオーバー。

ただし、時間制限はないので、ゆっくり考えられます。

ほぼ完全実写で展開される

一部脱出ゲームのようなチャプターがあってキャラクターの視点を動かす場面がありますが、それ以外のチャプターでは全て実写ムービーで進んでいきます。

ムービーはひとつの時代だけじゃなく複数の時代が舞台になるのですが、1人が複数の役を演じるマルチロールシステムで展開されます。

マルチロールシステム

実写ムービーの画質はプレイするハードによって違いますが、かなりきれいです。

PS5では4K画質、PS4では2K画質なので、普段観ている民放のドラマよりきれいな画質で楽しめます。

「春ゆきてレトロチカ」の良かった点

「春ゆきてレトロチカ」をプレイしていて、良かったと感じた点は以下です。

観るだけのドラマよりも真剣に考えられる

普段ミステリードラマを観るときは、難しいことを考えずにぼーっと観てるだけなのですが、さすがにゲームとなると真剣に犯人探しをしました。笑

ノーヒントで犯人を当てるのはさすがに難しいですが、このゲームではある程度導いていってくれるので、ちゃんと考えれば最終的に犯人を当てることができるようになってます。

ひとつの事件だけで終わらない

このゲームではチャプターごとにひとつの事件が起こって「問題編→推理編→解決編」の順番で展開されます。

複数のチャプターがあるので、ひとつの事件だけで終わりません。

しかも、複数の事件は完全に独立しているわけじゃなく、それまでの複数の事件で得られた手がかりから犯人を導くようなチャプターもあって、よく練られたストーリーだなと感じました。

ドラマや映画で見たことがあるキャスト陣

このゲームのメインのキャスト陣は以下です。

  • 桜庭ななみ(『西郷どん』、『スカーレット』、『逃亡医F』)
  • 平岡祐太(『東京タラレバ娘』、『ホリデイラブ』、『女の機嫌の直し方』)
  • 松本若菜(『ミステリと言う勿れ』、『復習の未亡人』)
  • 真飛聖(『あなたの番です』、『競争の番人』)
  • 深水元基(『クローズ EXPLODE』、『真犯人フラグ』)
  • 横山めぐみ(『黒革の手帖〜拐帯行〜』、『SEDAI WARS』)
  • 池内万作(『危険なビーナス』、『ミステリと言う勿れ』)
  • 佐野岳(『陸王』、『真・鮫島事件』)
  • 筒井真理子(『N号棟』)
  • 榎木孝明(『帝一の國』)

僕はあんまり俳優に詳しいわけじゃないですが、ドラマや映画で観たことがあるような人が多かったので親しみが持てました。

「春ゆきてレトロチカ」の悪かった点

「春ゆきてレトロチカ」をプレイしていて、残念だったと感じた点は以下です。

値段の割にボリューム不足

クリア時間からもわかるとおり、やっぱり値段の割にボリュームが少ないといった印象。

実写のアドベンチャーゲームを普及させていくためには、開発費を抑える必要があるのかなと思います。

1周目でトリックや犯人を知ってしまうと2周目以降はあまり楽しめなくなるので、アドベンチャーゲームはとにかく1周目を楽しむことが大事です。

ヒントから導けないような問題も

解決編で正しい仮説を選択させられる場面があるのですが、ヒントから正解が導けないような問題もあったように思います。

とはいえ、納得できない問題はほんの一部で、ほとんど問題はちゃんと納得できました。

スクリーンショットが録れない

ネタバレ防止のため、このゲームではスクリーンショットが録れないようになってます。

公式の理由はあくまで「ネタバレ防止」ですが、おそらく演者の権利云々の理由がメインかと。

配信や実況ができないのは実写のアドベンチャーゲームの難しい課題のような気がしますね。

全ての手がかりを探す必要がある(トロコンを目指す人)

問題編でいくつか手がかりが表示されますが、手がかりが登場している間に△ボタンを押すと手がかりを収集できます。

PS版では、すべての手がかりを集めるとトロフィーがもらえます。

ただ、手がかりが出てるのは4、5秒くらいなので、真剣に観ていないと見逃してしまいます。そして、やっかいなことに、巻き戻しても取れないという。。。

このゲームはうまくやれば1周でトロフィーコンプが可能なので、2周目はやりたくないという人は手がかりを見逃さないように注意してください。

ちなみに、手がかりを取り逃がしてしまったときは、クリア後に解放されるチャプターセレクトでチャプターを選んでやり直せます。

まとめ:春ゆきてレトロチカの感想・評価

以上、「春ゆきてレトロチカ」をプレイした僕の感想を紹介させてもらいました。

感想をまとめると、以下です。

良かった点 悪かった点
  • 観るだけのドラマより真剣に考えられる
  • ひとつの事件だけで終わらない
  • ドラマや映画で見たことがあるキャスト陣
  • 値段の割にボリューム不足
  • ヒントから導けないような問題も
  • スクリーンショットが撮れない
  • 全ての手がかりを探す必要がある

このゲームをトロフィーコンプまでプレイしてみて、以下のような人におすすめできる作品だと思いました。

このゲームをおすすめできる人
  • アドベンチャーゲームが好きな人
  • ミステリードラマが好きな人
  • PSのトロフィーを集めている人

ボリュームが小さくコスパが多少悪い気はするものの、完全実写のアドベンチャーゲームという斬新なゲーム性に加えて、綿密に練られたストーリーがおもしろかった作品です。

アドベンチャーなどの謎解きが好きな人は、ぜひやってみてください!

今後このゲームのような「プレイするミステリードラマ」が普及していくといいな。微力ながら応援したいと思います。

では今回はこのへんで!

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