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こんにちは!漢気はないけど女子力が高い「どせいくん」(@zyamirasu)です。
今回はセガの「龍が如く7外伝 名を消した男」をプレイしました。
「龍が如く7」の裏側を桐生一馬視点で描いたスピンオフ作品です。
このゲームを一言で表現すると「6のモヤモヤを晴らしてくれる作品」。
僕も「龍が如く6」で桐生一馬としての存在を消す選択をしたエンディングにモヤモヤした1人ですが、今作をプレイしたらそのモヤモヤも吹っ飛びました!感動のエンディングには思わず涙。
このゲームをプレイした評価は☆3.5です!!!
ゲーム性 | |
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ストーリー | |
演出 | |
ボリューム | |
親切さ | |
完成度(ゲームバランス、バグ) |
ちなみに、今回僕がプレイしたのはPS5版で、プラチナトロフィーを取得済みです。
詳しい感想は以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
なお、ネタバレには最大限注意してありますが、記事の特性上、多少のネタバレを含んでいる可能性があるので注意してください!
良かった点 | 悪かった点 |
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「龍が如く7外伝」の基本情報
「龍が如く7外伝」の基本情報が以下です。
対応機種 | PS5、PS4、XSX、XB One、Steam |
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発売日 | 2023年11月9日 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
価格 | 【パッケージ版】5,940円(税込) 【ダウンロード版】5,940円(税込) |
販売 | セガ |
開発 | セガ |
クリア時間(実績) | 18.5時間(クリア) 27.5時間(トロコン) |
沖縄の養護施設「アサガオ」の子どもたちを守るために自分の死を偽装し、自らの人生を捨てた桐生一馬。
現在は、かつて日本のフィクサーとして暗躍した組織「大道寺一派」に身を寄せ、「浄龍」というコードネームでエージェントとして活動していた。
自分が生きているということは大道寺以外の人間に決して知られてはならず、大道寺一派に飼い殺しにされる日々。
そんなある日、横浜港での密輸の警護の任務を言い渡され、取引現場である横浜港に向かう。
外部の者が誰1人知るはずのない取引だったが、そこに現れたのは武装した謎の一団。
取引は中止を余儀なくされ、その混乱のさなか、謎の一団に桐生一馬が生きていることを知られてしまう。
一度は取引現場から立ち去った謎の一団だったが、再び桐生一馬の目の前に現れるまで、そう時間はかからなかった。
「龍が如く7外伝」はどんなゲーム?
「龍が如く7外伝」の特徴が以下です。
「龍が如く7」の裏側を桐生一馬の視点で描いたストーリー
今作は時系列的に「龍が如く7」とほぼ同時期のストーリー。
桐生一馬は「龍が如く7」でもチラッと登場し、7の主人公「春日一番」との絡みもありましたが、「龍が如く6」で世間的に死んでからどのようにしていたかについて多くを語られることはありませんでした。
今作はそのあたり、つまり、龍が如く6で世間的に死んだことになった桐生一馬が「龍が如く7」のストーリーにどのようにして絡んでいくのかについて詳しく描かれた作品です。
今作の舞台は、
- 蒼天堀
- キャッスル
の2つ。(一応、伊勢佐木異人町にも行けるけどオマケ程度)
蒼天堀は過去作で何度も舞台になっていますが、キャッスルは今作初登場の舞台です。
船の上に作られた富裕層の娯楽施設みたいな場所で、カジノや賭場といったプレイスポットから、今作のアドベンチャーの目玉である「闘技場」があります。
2つのスタイルを使い分けるアクションバトル
龍が如くシリーズのうち、ナンバリング作品はコマンドバトル、スピンオフ作品はアクションバトルとして棲み分けを図ると公表されています。
その棲み分けどおり、スピンオフ作品である今作は「アクションバトル」です。
今作のバトルの特徴的な部分について解説していきます。
バトルスタイル
今作は、
- エージェント
- 応龍
の2つのバトルスタイルがあって、状況に応じて切り替えながら戦います。
「応龍」はこれまでの龍が如くで慣れ親しんだ喧嘩スタイル。
スピードは遅いですが、パワーのある攻撃が特徴です。
もう一方の「エージェント」はガジェットを駆使して戦う今作初登場のスタイル。
応龍ほどパワーはないものの素早い動きが特徴で、
- 蜘蛛:遠くの人や物を絡めとるワイヤー
- 蜂:AI搭載のドローン
- 蛍:タバコ型の小型爆弾
- 蛇:ジェット噴射する靴
の4つのガジェットを駆使して戦います。
ちなみに、エージェントは桐生の生存を隠すために大道寺一派に身につけさせられたという設定みたいです。
バトルスタイル云々よりも先に、見た目でバレバレなのでは?笑
ヒートアクション
ヒートアクションは今作も健在。
敵がダウン中のときなど特定の状況のときにヒートゲージを消費して発動できる龍が如くお馴染みの必殺技です。
ヒートゲージは敵にダメージを与えることで溜まっていきます。
バトルスタイル固有のヒートアクションもあって、能力強化すると新たなヒートアクションを習得することができます。
新アクション
今作で新たに採用されたバトルアクションが、
- アルティメットヒートモード
- アルティメットカウンター
です。
「アルティメットヒートモード」はヒートゲージが一定以上溜まっているときに発動できて、一時的に能力を向上させて、敵にラッシュ攻撃を仕掛ける大技です。
ただし、モード中は徐々にヒートゲージを消費するだけじゃなく、敵の攻撃を受けるとヒートゲージが大幅に削られるリスキーな面もあります。
一方、「アルティメットカウンター」はいわゆるパリィで、敵の攻撃を払ったあとに強力な一撃を入れます。
こちらはヒートゲージを消費しないですが、敵が赤色のオーラを纏った必殺技を仕掛けてきたときにだけ発動できます。
赤目ポイントとお金で能力強化
今作は経験値じゃなく、「赤目ポイント」と「お金」を使って桐生一馬の能力を強化できます。
習得できるスキルは、
- 基礎能力
- 共通能力
- 応龍
- エージェント
の4つに分別されています。
「基礎能力」では体力、攻撃力、ヒートゲージなどの基礎能力を強化します。
また、「共通能力」では、防具の装備数を追加したり、アルティメットカウンターの威力を強化したりとバトルスタイル関係なく効果を発揮するスキルを習得できます。
一方、「応龍」と「エージェント」では、それぞれのバトルスタイルのときだけ効果を発揮するスキルを習得できます。
ちなみに、能力強化以外に装備によっても桐生一馬を強化できます。
メインのプレイスポットは「ポケサー」
今作もいろんなプレイスポットがありますが、今作の目玉のプレイスポットは「ポケサー」!
簡単に言うと「ミニ四駆」レースで、「龍が如く0」と「龍が如く極」にも登場しましたが、今作またまた復活しました!
マシンには、
- コスト:パーツごとに設定されているコスト値の合計
- スピード:マシンの最高速度
- バランス:マシンの安定性
- 加速力:速度の上昇率
- グリップ:タイヤのコースへの接地具合
- コーナー:コーナリングの安定性
- ダウンフォース:マシンを地面に押さえつける力
- 重さ:マシンの総重量
の8つのパラメータがあって、マシンのパーツを変えることでそれぞれのパラメータが増減します。
パーツはパーツショップでレースに勝つことでもらえるポイントと交換することで入手できます。
どのコースでも勝てる万能なセッティングはないので、トライ&エラーを繰り返しながらコースに最適なセッティングを探るのがこのミニゲームの醍醐味。
割と難しいので攻略を見たい気持ちになりますが、同じセッティングをするだけで勝ててしまう再現性ありまくりのセッティングが紹介されているので、100%楽しみたいひとは攻略を見ないでプレイするのがオススメ!
ポケサー以外にも
- キャバクラ
- カラオケ
- ビリヤード
- ゴルフ
- 麻雀
- 将棋
といった龍が如くシリーズ定番のプレイスポットがちゃんと残されてます。
赤目ネットワークのお仕事
今作初登場の「赤目ネットワーク」。
赤目ネットワークは、蒼天堀を活動拠点とする「赤目」が運営するホームレスを情報網とした「なんでも屋」。
赤目ネットワークのお仕事を手伝うことで、「赤目ポイント」と「お金」を稼ぐことができます。
ちなみに、赤目はファーストサマーウイカがモデルですが、これまたなかなかピッタリなキャスティング!
赤目ネットワークの仕事には、
- 依頼
- 外回り
- 活動記録
の3種類があります。
「依頼」はこれまでの作品に登場した「サブストーリー」と同じ位置付けのコンテンツ。
赤目を介して受注できて、これまでのサブストーリーと同様、ストーリー性があります。
「外回り」は、
- アイテムを渡す
- ミニゲームで指定される条件を達成する
- 指定される物を撮影する
といった感じの依頼よりも簡単にこなせるお仕事。
街中にいるひとから直接受注できます。
「活動記録」は受注することなしに特定の条件を達成するだけで報酬がもらえるお仕事です。
依頼達成すると能力強化に必要な「赤目ポイント」と「お金」がもらえるので、今作では重要な位置付けを占めるコンテンツになります。
「龍が如く7外伝」の良かった点
「龍が如く7外伝」の良かった点が以下です。
アクションバトルが本格的になった
僕は龍が如くシリーズのストーリーやアドベンチャー要素がめちゃくちゃ好きですが、アクションバトルに関してはぶっちゃけ好きになりきれませんでした。
というのも、ボタン連打でもなんとかなってしまうから。笑
が、しかし!「アルティメットカウンター」という新しいバトルアクションが追加されたことで、今作はそのイメージは一新されました!!!
死にゲーでも「ジャストガード」や「パリィ」といったアクションがありますが、アルティメットカウンターはこれに近いアクションで、敵が赤色のオーラを纏った攻撃を仕掛けてきたときに発動できるカウンターです。
さすがに死にゲーほどタイミングはシビアじゃないので、ある程度タイミングが合っていれば発動します。
とはいえ、これまでと比べるとテクニックが求められる本格的なアクションバトルになったように思います。
「龍が如く 維新!極」を除けば、龍が如くシリーズのアクションバトルの中で今作のバトルが一番好きですね。
6以降の桐生一馬の様子を知れる
「龍が如く6」での桐生一馬としての存在を消すエンディングにはモヤモヤしたひとも多いと思います。
さらに、主人公が交代となった7で桐生一馬も登場するにはしましたが、6以降桐生一馬が何をしているのか多くを語られることはなく、龍が如くファンの僕としても気になっていました。
そして、ついにそのあたりが今作で明らかになったわけですね!
うーん、数年越しのスッキリ!!!
感動のエンディングには思わず涙しました。
ちなみに、「龍が如く8」は桐生一馬と春日一番のダブル主人公になります。
今作は正式ナンバリングではないですが、ストーリー的にも8に繋がるはずなので、8をプレイする予定のひとはプレイ推奨です!
「地獄チームランブル」がおもしろい
キャッスルにある「闘技場」では本格的なアクションバトルが思う存分楽しめます。
闘技場には、
- トーナメント:1vs1のタイマンルール
- 地獄ランブル:1vs多数の乱闘ルール
- スペシャルイベントマッチ:特別イベントルール
- 地獄チームランブル:多人数vs多人数の大乱闘ルール
の4つのバトルが用意されています。
中でも最大10人のチームを組んでバトルに参加させる「地獄チームランブル」がおもしろかったです。
メンバーにはレベルがあって、闘技場のバトルに参加させたり、鬼教官に預けることでレベルが上がります。
メンバーは仲介役から紹介してもらったり、赤目ネットワークの「依頼」を達成することで加入します。
これまでのタイトルに登場したキャラが加入することもあって、テンション上がりまくりでした!!!
実写化されたキャバクラがサイコー
今作のキャバクラは一味違った!!!
これまでのキャバクラはモデルを再現したCGのキャバ嬢が登場しましたが、今作はなんと実写。
もちろん仲良くなれば、これまで通りアフターにだって誘えてしまいます。
はい、控えめに言ってサイコーでした。笑
ただ家族に見られると少し気まずいので、ドアを閉めてのプレイが推奨されます!笑
「龍が如く7外伝」の悪かった点
「龍が如く7外伝」をプレイしていて、残念に感じた点が以下です。
龍が如くの割にはボリュームが少ない
龍が如くシリーズはそのボリュームの多さが魅力のひとつですが、今作はクリア実績が18.5時間と割と控えめです。
クリア後の追加要素もなく、トロコン実績も27.5時間とクリアしてからそう時間はかかりませんでした。
まぁ、外伝だし価格も控えめで仕方ないのですが、これまでのタイトルをプレイしてきたひとはやっぱり期待をしてしまいます。
7のDLCにすることも検討されたそうですが、DLCにしてはボリュームありすぎだけど、新規タイトルとしては少し物足りないという少し中途半端なボリュームだったかなという印象を受けました。
プレイスポットが少ない
ボリュームに比例して、プレイスポットも少し控えめ。
もちろんポケサーはおもしろかったですが、新規のプレイスポットがなかったのは少し残念に思いました。
外伝だし、8と並行して開発しているので、こちらもやむなしというところかな。
8にはきっと新規のプレイスポットがあるはずなので、期待したいと思います!
背景を知らないと100%楽しめないかも
今作はスピンオフ作品を含めて、これまでのタイトルに出てきたいろんなキャラが登場します。
今作で桐生一馬単独主人公がラストなので、総集編みたいな形でサプライズ出演させたんじゃないかと推測。
これまでのタイトルをプレイしてきた僕としてはうれしいサプライズでしたが、その分新規のひとには少し取っ付きにくい作品なのかなという気もしました。
とはいえ、それ以外の部分では十分楽しめるはずなので、龍が如くファンとしては新規のひとにもぜひともプレイしてほしいです!
まとめ:「龍が如く7外伝」をプレイした感想・評価
以上、「龍が如く7外伝」をプレイした僕の感想を紹介させてもらいました。
良かった点 | 悪かった点 |
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このゲームをプレイしてみて、以下のような人におすすめできる作品だと思いました。
- 龍が如く8をプレイする予定のひと:龍が如く6と龍が如く8の間の桐生一馬を描いたストーリーです。龍が如く8体験版のオープニングは龍が如く7外伝のエンディング直後からスタートするので、ストーリーとしても強く関係しているはずです。
- 過去作品をある程度プレイしているひと:過去のタイトルで登場したいろんなキャラが登場するので、どちらかというと過去のタイトルをプレイしているひとの方が楽しめるはずです。とはいえ、ゲーム自体はおもしろいので、新規のひとにもぜひプレイしてほしいです。
龍が如くにしては少しボリュームが少なかったですが、今作もおもしろかったです!
本編クリア後は「龍が如く8」の体験版がプレイできるようになるので、ぜひプレイしてください!
ではではっ!