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こんにちは!トルネコの大冒険が大好き「どせいくん」(@zyamirasu)です。
今回はマーベラスの「FREDERICA(フレデリカ)」をプレイしました。
同じくマーベラスの「ルーンファクトリー」と世界を同じにした新作アクションRPGです。
このゲームを一言で表現すると「ゆるめのダンジョンRPG」。
アクションが苦手なひとでも楽しめるダンジョン型のアクションRPGながら、属性の付与や装備・料理によるバフの追加といった戦略性もあって、幅広い層が楽しめる作品に仕上がっていました!
このゲームをプレイした評価は☆3.5です!!!
ゲーム性 | |
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ストーリー | |
演出 | |
ボリューム | |
親切さ | |
完成度(ゲームバランス、バグ) |
詳しい感想は以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
なお、ネタバレには最大限注意してありますが、記事の特性上、多少のネタバレを含んでいる可能性があるので注意してください!
良かった点 | 悪かった点 |
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目次
「フレデリカ」の基本情報
「フレデリカ」の基本情報が以下です。
対応機種 | Switch、Steam |
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発売日 | 2023年9月28日 |
ジャンル | アクションRPG |
価格 | 4,980円(税抜) |
販売 | マーベラス |
開発 | マーベラス |
クリア時間(実績) | 約10時間(クリア) 約20時間(真エンディング) |
王の手によって、言葉が奪われた世界。
姫の祈りの声に導かれて、7人の戦士たちが集まる。
王は人びとから言葉を奪い、大穴に向かったという。
なぜ王は人びとから言葉を奪ったのか。
それを知るため、7人の戦士たちがモンスターが巣食う大穴に挑む。
「フレデリカ」はどんなゲーム?
「フレデリカ」の特徴が以下です。
7人の主人公から1人を選ぶ
7人の主人公の中から好きなキャラ1人を選んでゲームがスタート。
選べるキャラは、
- ワンダラー:剣、盾
- ウォリアー:大剣
- ローグ:双剣
- アーチャー:弓
- ファーマー:ピッチフォーク
- ファイター:グローブ
- キャスター:杖
の7人で、それぞれ違った武器と特有のスキルを持っています。
最初にキャラを選ぶと聞くと身構えてしまいますが、選ぶのはあくまで初期キャラ。すぐに拠点やダンジョンでキャラ交代が可能になるのご安心を!
交代ができるようになったあとは、7人をまんべんなく育てても、気に入った1人だけを育ててもOK!
僕は遠距離攻撃できる弓使いのアーチャーをずっと使っていました。
ダンジョン(大穴)の奥深くを目指す
このゲームは入るたびに形が変わるダンジョンRPGです。
「拠点」と「ダンジョン(大穴)」を行き来しながら、ダンジョンの奥深くを目指します。
ダンジョンでのアクションはシンプルで、
- 通常攻撃
- スキル
- 回避
の3つだけ。
スキルは通常攻撃よりも強力ですが、リキャストタイムがあって1度使うと数秒間は再使用できなくなります。
あと、回避にも同じようにリキャストタイムが設定されています。
敵には弱点武器・属性があって、シンプルなアクション性ながらも戦略性アリ。
ダンジョン内に点在している結晶では他のキャラとバトンタッチできます。
バトンタッチされたキャタにはバフがかかるというメリットがあって、バトンタッチしながら進めることでダンジョンの攻略が楽になります。
また、結晶ではダンジョン内で拾ったアイテムを持って拠点に戻ることも可能。
HPが0になった場合も拠点に戻されますが、この場合は拾ったアイテムをいくつか失ってしまいます。
ちなみに、のろしが上がっている特定のフロアは中継地点になっていて、次にダンジョンに潜るときにそのフロアから始めることができます。
ダンジョンに潜ったら、のろしがあるフロアを目指して進めるのがオススメです!
何回もダンジョンに潜ってキャラを成長させる
レベルアップのときもらえるスキルポイントを使って、スキルを解放したりスキルレベルを上げることができます。
習得したスキルは「Yボタン」、「Xボタン」、「Bボタン」に割り当てることができて、バトル中に対応するボタンを押すだけで使えます。
コストなしでいつでもリセットできるので、気軽にスキルポイントを振ってOK!
また、特定の条件を満たすと新しいクラスが解放されます。
新しいクラスを解放するとパラメータが変化するほか、新しいスキルが解放されます。
拠点でダンジョンに潜る準備をする
拠点で使える施設は、
- 鍛冶場:装備を作成・強化する施設
- 工房:装備の素材である木材を生産する施設
- 錬金窯:装備の素材である石材を生産する施設
- 料理場:食材を調理する施設
- 牧場:料理の食材である畜産物を生産する施設
- 畑:料理の食材である農産物を生産する施設
の6つ。
ダンジョンに潜る前の準備には大きくわけて
- 装備の作成
- 料理の作成
の2つがあって、左側が装備に関する施設(鍛冶、工房、錬金窯)、右側が料理に関する施設(料理、動物の飼育、畑仕事)に分かれています。
それぞれ詳しく解説します。
装備の作成・強化
ダンジョンを探索していると「面影」を入手することがあります。
「面影」は装備の設計図のようなもの。
これを持っていれば、対応する装備を「鍛冶場」で作れるようになります。
装備には、
- レジェンダリー
- スーパーレア
- レア
- コモン
の4段階のレア度があって、レア度が高い装備ほど装備をしたときに発動するバフ効果が多くついています。
装備の作成にはルーン(お金)と素材が必要になりますが、素材はダンジョンで拾ったアイテムを「工房」と「錬金窯」で加工することで入手が可能です。
また、「鍛冶場」では作成した装備を強化することもできます。
強化した武器は攻撃力があがるので、レジェンダリー武器を作ったら忘れずに強化しておくのがオススメです!
ちなみに、魔石スロット付きの武器に属性の付いた「魔石」を取り付けることで、武器に属性を付与することもできます。
料理の作成
ダンジョンに入る前に料理をセットしておくことで、ダンジョンに潜っている間発動するバフを追加することができます。
1度にセットできるのは最大で3つ。
料理は「調理場」で作ることができます。
料理を作るために食材が必要ですが、ダンジョンで拾ったアイテムを消費して「牧場」と「畑」で作れます。
「フレデリカ」の良かった点
「フレデリカ」の良かった点が以下です。
アクションが苦手なひとも楽しめる
アクションRPGのおもしろい要素はそのままに、アクションが苦手なひとでも楽しめるようにうまくバランス調整された作品でした。
例えば、
- アクションがシンプル
- ボスの攻撃パターンが少なめ
- クラスが少ない
といったように、アクションRPGをあまりプレイしないひとにもわかりやすいようにシンプルにされている一方で、
- 武器に属性をつける
- 武器に自分のスタイルに合った効果をつける
- 料理でバフを付ける
- ボス戦にギミック攻撃がある
といったように、アクションRPGのおもしろい要素はきちんとあって、アクションRPGをよくプレイするひとでも十分楽しめるように仕上がっています。
とはいえ、死にゲーなんかの高難度アクションが好きなひとにとっては、ややぬるすぎると感じる部分があるかと。
そのあたりはどこをターゲットにバランス調整するかなのでやむなしですが、比較的幅広い層が楽しめる作品だと思いました。
ギミックがあるボス戦が楽しい
ボス戦では、
- クリスタルをすべて破壊するとボスの攻撃を防げる
- 特定のクリスタルを攻撃するとバリアが発生してボスの攻撃を防げる
といった、ボスごとに特有のギミックを使った攻撃を仕掛けてくるので、単にHPを削る肉弾戦じゃなくしっかりと楽しめました。
攻撃パターンの数自体は少ないので、アクションが苦手なひとでも戦っているうちに対処方法がわかるようになるはずです。
クリア後もやり込める
クリアまでにかかった時間は10時間ほどでしたが、クリア後は新しいダンジョンと新しい難易度が追加されて、クリア前と同じゲーム性でより高難度のダンジョンをプレイできます。
以下のとおり、ダンジョン7つが3周分あって、難易度「NORMAL」の5階層踏破でクリア、難易度「NORMAL」の7階層踏破で真エンディングです。
NORMAL | HARD (クリア後追加) |
MASTER (クリア後追加) |
1階層 | 1階層 | 1階層 |
2階層 | 2階層 | 2階層 |
3階層 | 3階層 | 3階層 |
4階層 | 4階層 | 4階層 |
5階層(クリア) | 5階層 | 5階層 |
6階層 (クリア後追加) |
6階層 | 6階層 |
7階層(真エンディング) (クリア後追加) |
7階層 | 7階層 |
僕は全難易度の全ダンジョンを踏破しましたが、約40時間ほど。
全ダンジョンを踏破したあとも、
- すべてのキャラを育てる
- すべてのキャラの装備を作る
- ダンジョンクリアまでのタイムアタックをする
といったやり込み方もできて、まずまず長く楽しめるので、コスパがかなりいい作品です。
アイテムの所持上限が多め
ハクスラ性のあるゲームで気になるのがアイテムの所持上限。
このゲームではアイテムのカテゴリ(武器、リング、ピアスなど)ごとに所持上限が設定されています。
たまにすぐにアイテムの所持上限に到達してしまって分解がめんどいゲームがありますが、このゲームではアイテムの所持上限が多めに設定されていました。
少なくとも難易度「HARD」まではアイテムを分解しなくても上限を超えることないかと。
ただ、「生産素材」だけは難易度「MASTER」の中盤あたりで上限を超えてしまいました。
生産素材は装備なんかとは違ってMAXの数が決まっているはずなので、上限に到達しないように設定してほしかったなというのが正直なところ。
とはいえ、難易度「MASTER」をプレイしているときに難易度「NORMAL」の素材を使わことはまずないので、難易度「NORMAL」のダンジョンで入手できる素材を分解してしまっても問題ないかと思います!
「フレデリカ」の悪かった点
「フレデリカ」をプレイしていて、残念に感じた点が以下です。
脳筋だとマンネリ化しやすい
ゲームの特性上、
- 拠点で準備を整える
- ダンジョンに潜る
の繰り返しになってしまうので、割とマンネリ化しやすいゲーム性だと言えます。
僕も最初は楽しくプレイしてたのに、難易度「NORMAL」の6階層のダンジョンをプレイしているあたりで、急に敵が固くなって爽快感がなくなって飽きのピークが来ました。
で、ついつい他のゲームに手を伸ばしてしまい。。。
でも、実はこれ、僕が何も考えずに脳筋プレイしていたからでした!
なんと、先に難易度「HARD」のダンジョンに潜って適正ランク以上の武器を作ってから難易度「NORMAL」のダンジョンに挑むだけで、それまでと同じくらいサクサクと敵を倒せるようになったではありませんか!?笑
どうやら難易度「NORMAL」のダンジョンを制覇してからじゃないと、難易度「HARD」に挑んだらダメだという固定概念に囚われていたようです。
そして、結局、全難易度制覇するまでやりこんでしまうという。
敵をサクサク倒せようになったら、やっぱり爽快感があって楽しいゲームなので。笑
敵が固くなってきたと感じたら、
- 適正ランク以上の武器を作る
- 料理でバフを追加する
をぜひ試してみてください。
最後まで使わないキャラが多い
最終ランクの装備が作れるようになるまでは次々に新しいランクの装備が追加されるので、装備が追加されるたびに7人全員の装備を作るのは効率が悪いです。
僕は効率を求めてしまう性格なので、育てるキャラが固定されてしまって、クリア後ですら1度も使ったことがないキャラがたくさんいました。
- 回復が1人最大2つまでしか持てないので、1人だと安定しない
- ダンジョン内の結晶で、操作キャラを交代するとバフが付く
- ただし、何人も育てるのは効率が悪い
ことを考えると、効率を求めるなら2人くらいを育てながら回すのがオススメです。
他のキャラを育てるのは、最終ランクの装備が作れるようになってからで!
とはいうものの、ゲームを100%楽しめるのは7人の主人公を満遍なく育てる方のはずなので、このあたりは自己判断で!笑
クラスに特徴がない
クラスチェンジできるといっても、クラスが3つしかなくて少なめ。
しかもそのうち1つは、全パラメータが初期クラスの上位互換のクラスなので実質2つです。
さらにクラスを1度解放しさえすれば、どのクラスでも他のクラスのスキルが使えてしまうという。。。
クラスごとにパラメータに特徴があったり、クラスによって異なるスキルを使えたりすると、もっと楽しめたかなと思いました。
キャラに個性がある分、クラスはあえてシンプルにしたのかもですね。
ストーリーはほぼないようなもの
一応、言葉を奪った王様を探すというストーリーですが、おもしろそうな設定の割にストーリーはあっさりしていました。笑
なので、ストーリーはほぼないようなものと思ってください!ひたすらハクスラを楽しみましょう!笑
まとめ:「フレデリカ」をプレイした感想・評価
以上、「フレデリカ」をプレイした僕の感想を紹介させてもらいました。
良かった点 | 悪かった点 |
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このゲームをプレイしてみて、以下のような人におすすめできる作品だと思いました。
- アクションが苦手なひと:ゆるめのアクションRPGで、アクションが苦手なひと向けに最適化されています。一方で、バトルに戦略性があって、アクションRPGをよくプレイするひとも十分楽しめます。
- ダンジョンRPGが好きなひと:ダンジョンRPGはなかなか新作が出ない中、久しぶりに発売された完全新作のダンジョンRPGです。
ではではっ!