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こんにちは。名作と呼ばれるJRPGはほとんどプレイしてきた「どせいくん」(@zyamirasu)です。
今回は、スクエニ×アクワイアの「オクトパストラベラー2」(オクトラ2)をプレイしました。
「オクトパストラベラー2」はドット絵のキャラクターと3DCGの背景を組み合わせたHD-2D元祖「オクトパストラベラー」の続編です。
このゲームを一言で表現すると「より一層精錬された古き良きRPG」。
前作でおもしろかった「ブレイク」や「ブースト」といった要素を引き継ぎつつ、「底力」などの新要素を追加して正当進化した作品で、今作もめちゃくちゃおもしろかったです。
このゲームをプレイした評価は☆4.0。
ゲーム性 | |
ストーリー | |
演出 | |
ボリューム | |
親切さ | |
完成度(ゲームバランス、バグ) |
ちなみに、今回僕がプレイしたのはPS5版で、プラチナトロフィーを取得済みです。
詳しい感想は以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
もちろんネタバレには最大限注意してあるので、安心してどーぞ!
良かった点 | 悪かった点 |
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目次
「オクトパストラベラー2」の基本情報
「オクトパストラベラー2」はドット絵のキャラクターと3DCGの背景を組み合わせたHD-2D元祖の「オクトパストラベラー」の続編です。基本情報は以下。
対応機種 | PS5、PS4、Switch、Steam |
発売日 | 2022年2月24日(PS5、PS4、Switch) 2022年2月25日(Steam) |
ジャンル | RPG |
価格 | 【パッケージ版】 通常版:7,800円(税込) コレクターズエディション:19,800円(税込) 【ダウンロード版】 通常版:7,800円(税込) |
販売 | スクウェア・エニックス |
開発 | アクワイア、スクウェア・エニックス |
クリア時間(実績) | 66時間(クリア) 86時間(トロコン) |
8人のキャラクターの中から主人公を1人選ぶところから、このゲームの冒険は始まる。
それぞれのキャラクターはそれぞれの事情で世界を旅することに。
選択した主人公もある事情から世界を旅することになり、世界に散らばるキャラクターを仲間にして、力を合わせてそれぞれの目的を達成していく。
そして、すべてのキャラクターの目的を達成したあとには、共通の敵が待つ。
「オクトパストラベラー2」はどんなゲーム?
「オクトパストラベラー2」の特徴は以下です。
8人の異なるストーリーをプレイする
以下の8人のキャラクターの中から主人公を1人選択すると、選択したキャラのストーリー1章からゲームが始まります。
主人公のストーリー1章をクリアしたあとは世界を旅することになりますが、そのあとの進め方は完全に自由です。
世界を回って残りのキャラ7人を好きな順番で仲間にしつつ、好きな順番で各キャラのストーリーを進めていくことになります。(ストーリーを進めたいキャラクターをパーティーに入れて、対応する街に行けばストーリーが進む)
ちなみに、選択した主人公はストーリー終盤までパーティから外せない仕様になっているので注意。
僕は狩人のオーシュットを選択しましたが、アタッカーとしてもシールドを削る(後述)サポーターとしても活躍できるキャラでした。
とはいえ、このゲームはバランスが絶妙にうまく調整されているので、好きな主人公で始めてOK!
昔ながらのターン制コマンドバトル
このゲームのバトルのベースは昔ながらのターン制コマンドバトルですが、このゲームのバトルには、
- ブレイク
- ブースト
の2つの特徴があります。
「ブレイク」は敵の弱点の武器や属性で敵を攻撃すると敵のシールドが減っていって、0になると敵がブレイク状態になるというシステム。
ブレイク中の敵は行動ができなくなって、ダメージが通りやすくなります。
ブレイクした次のターンが終わると敵がブレイク状態から復帰してしまうので、ブレイク中に攻撃を集中する戦略が効果的です。
もうひとつの特徴である「ブースト」は、BP(ブーストポイント)を消費して仲間キャラの行動を強化することができます。
ブーストには、
- 通常攻撃の攻撃回数が増える
- 攻撃アビリティの威力が上がる
- バフやデバフの持続ターンが増える
などの効果があります。
バトルはBPが1つ貯まった状態で始まり、ターン開始時に1つ追加されます。
このあたりシステムは、ブレイブリーデフォルトのBP(ブレイブポイント)と少し似てますね。(ブレイブリーデフォルトのBPはターンの先取りのイメージなので、似ているが実際は少し違う)
あと今作は各キャラ固有の必殺技である「底力」が使えるのもポイント!
ダメージを受けたりすることで底力ゲージが溜まっていって、MAXになると底力で超強力な技を使えます。
ベースジョブとバトルジョブ
各キャラはそれぞれ固有のベースジョブを持っています。
例えば「オーシュット」のベースジョブは「狩人」ですが、
- 「魔物」:モンスターを捕獲したり、捕獲したモンスターを使って敵に攻撃できる固有アクションを使える
- 「狩人の技」:狩人のジョブアビリティを使える
のコマンドをバトルで使えます。
バトルジョブはベースジョブとは別に自由に設定できるジョブで、ベースジョブのジョブアビリティを使えるようになります。(オーシュット以外のキャラがバトルジョブを「狩人」にすると「狩人の技」が使える)
ちなみに、ベースジョブ、バトルジョブともにバトルに勝つともらえるJPを消費してジョブアビリティを習得できます。
いろんな場面で役立つフィールドコマンド
それぞれのキャラは、街にいるNPCに対して「聞き出す」や「盗む」などのフィールドコマンドを使えます。
昼と夜では使えるフィールドコマンドが違って、例えば「ヒカリ」の場合、昼は「試合」(NPCと戦って勝つとNPCが持つ技を使えるようになる)が使えるのに対して、夜は「買収」(NPCにお金を払って、ストーリー攻略に必要な情報や武器を安く買える情報などが入手できる)が使えます。
ちなみに、昼と夜はR2ボタンで自由に切り替えられます。
メインストーリーでもNPCから情報を聞き出したりして謎解きをするよう場面もあって、フィールドコマンドは最初から最後までよく使います。
「オクトパストラベラー2」の良かった点
「オクトパストラベラー2」の良かった点は以下です。
大ボリュームのストーリー
ゼノブレイド3の96時間にはさすがに及ばなかったですが、クリアまで66時間を要する大ボリュームのストーリーでした。
前作同様ですが、各キャラの独立したストーリーをクリアしたあとにラスボスを倒すというストーリー展開は斬新でおもしろかったです。
なんとなくライブアライブのオムニバス形式のストーリーに似ていますね。
定価が7,800円と安めなのに長く遊べるので、ぶっちゃけかなりコスパが高い作品!
ちなみに、前作との繋がりはないので、前作未プレイでもOKですよ。
ドット絵ながら美しいグラフィック
ドット絵のキャラクターと3DCGの背景を組み合わせたHD-2D元祖のオクトラシリーズですが、美しい背景のシーンが印象深かったです。
今作は昼と夜を自由に切り替えられるのですが、夜の幻想的な光の感じが特にきれいでした!
キャラが差別化されている
ベースジョブがうまく差別化されていて、それぞれのキャラが唯一無二の存在になっていました。
それだけに、どのキャラをパーティに組み込むかは迷いましたが。。。
とはいえ、バトルジョブを選択できるので、どのキャラをパーティに入れてもストーリーはちゃんと進められます。
この辺りのゲームバランスはさすがといったところ。
取り返しがつかない要素がほぼない
このゲームは取り返しがつかない要素はほぼないように設計されています。
このゲームで完全に取り返しがつかないのは、
- オーシュットの相棒の選択
- 1つしか手に入らない装備品
くらい。
オーシュットのストーリー1章で選択しなければいけないのですが、1度選ぶと変更できないので注意です。
あとは1つしか手に入らない装備を間違えて売らないよう気をつけておけば問題ないですね。
サブストーリーは消えることがないので、クリア後にじっくりやってもOK。
ボス戦は戦略が求められる
このゲームのボスはなかなか難易度が高くて、パーティ編成やジョブを工夫したりといった戦略が求められることがあります。
特に裏ボスの強さは桁違いで、これまでやってきたRPGの中でもトップレベルの難易度でした。
あまりの強さに諦める人も多いみたいですが、パーティ編成、装備、バトルジョブを見直すなど戦略を考えて倒せた後の達成感はハンパなかったです!
RPGに自信がある人は、ぜひ挑戦してほしいです!
「オクトパストラベラー2」の悪かった点
「オクトパストラベラー2」をプレイしていて、残念に思った点は以下です。
控えキャラのレベル上げが必要
このゲームは控えキャラには経験値が入らない仕様になってます。
しかも、特定のボス戦では全キャラで戦うことがあるので、あまり使わないキャラクターのレベルも上げておく必要があります。
とはいえ、ゲームスピードを2倍に変更できてバトルのテンポがかなり良く、必要な経験値も比較的低くてサクサク上げられるので、レベル上げはそれほど苦にはならないかなと思います。
仲間の入れ替えがめんどい
仲間の入れ替えは、ストーリー終盤まで各街に1つある「酒場」でしかできません。
控えのキャラのフィールドコマンドを使いたいときが度々あるのですが、そのたびにわざわざ酒場に行くのはぶっちゃけ面倒でした。
ゲーム終盤でメニュー画面から仲間の入れ替えができるようになるのですが、最初から入れ替えできても良かったのになと思います。
サブストーリーがノーヒント
このゲームにはメインストーリーに関係のないサブストーリーがあります。
サブストーリーはフィールドコマンドの「導く」などで他の街から特定のNPCを連れてきたり、「盗む」などで特定のNPCからアイテムを手に入れてきたりするものが中心ですが、そのNPCがどこにいるのかほぼノーヒントで、サブストーリーが最後までなかなか消化できませんでした。
普段はサブストーリーを消化しつつメインストーリーを進めるのですが、このゲームではあまりにも進まないのでクリア後に一気に消化しました。
とはいえ、報酬で強い装備が手に入ったりするので、できればサブストーリーを消化しつつメインストーリー進めた方がボス戦が楽になって良きです。
ムービーがない
キャラクターは常にドットで描かれていて、キャラクターの実際の姿が描かれたムービーがないのは少し残念でした。
このあたりは賛否両論あるかもですが、個人的にはムービーがあった方が没入できて良かったかなと思います。
まとめ:「オクトパストラベラー2」をプレイした感想・評価
以上、「オクトパストラベラー2」をプレイした僕の感想を紹介させてもらいました。
良かった点 | 悪かった点 |
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このゲームをトロコンまでプレイしてみて、以下のような人におすすめできる作品だと思いました。
- 昔ながらのRPGが好きなひと:ドット絵のキャラクターと3DCGの背景を組み合わせたHD-2Dの元祖
- 前作をおもしろいと思ったひと:前作のおもしろかった点を引き継ぎつつ、「底力」などの新要素を追加して正当進化
- じっくり遊べるゲームを探しているひと:大ボリュームなのに、定価7,800円とコスパ良し
「オクトパストラベラー2」は古き良きJRPGのおもしろい要素はそのままに、バトルスピードを変更できたり、取り返しがつかない要素を排除したりと、今風に遊びやすく進化させた作品でめちゃくちゃおすすめです。
歴代RPGトップクラスで難易度が高い裏ボス(個人調べ)にもぜひ挑戦してみてください!
ではでは~!