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こんにちは!スーファミのスターオーシャン世代のどせいくん(@zyamirasu)です。
今回は、スクエニ×トライエースの「STAR OCEAN THE DIVINE FORCE」(スターオーシャン6)をプレイしました。
スターオーシャンシリーズの25周年記念作品です。
このゲームを一言で表現すると「斬新なバトルシステムに生まれ変わった新しい形のスターオーシャン」。
バトルが斬新で慣れるまで時間がかかったものの、ストーリー中に出会うDUMA(デュマ)の能力を使ったスピード感あるバトルが楽しかったです。
このゲームをプレイした評価は☆4.0。
ゲーム性 | |
ストーリー | |
演出 | |
ボリューム | |
親切さ | |
完成度(ゲームバランス、バグ) |
ちなみに、今回僕がプレイしたのはPS5版で、プラチナトロフィーを取得済みです。
詳しい感想は以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
もちろんネタバレには最大限注意してあるので、安心してどーぞ!
良かった点 | 悪かった点 |
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「スターオーシャン6」の基本情報
「STAR OCEAN THE DIVINE FORCE」(スターオーシャン6)の基本情報が以下です。
対応機種 | PS5、PS4、XSX、XB One、PC(Steam) |
発売日 | 2022年10月27日 |
ジャンル | RPG |
価格 | 【パッケージ版】 通常版:8,778円(税込) リミテッドエディション:18,000円(税込) 【ダウンロード版】 通常版:8,778円(税込) デジタルデラックスエディション:11,858円(税込) |
販売 | スクウェア・エニックス |
開発 | トライエース |
クリア時間(実績) | 29時間(クリア) 90時間(トロコン) |
「レイモンド」が艦長を務める輸送艦イーダスが貨物輸送の任務中に、銀河連邦の戦闘戦用艦アストリアに襲撃される。
イーダスの乗組員はそれぞれ脱出ポッドで脱出し、レイモンドは未開惑星であるアスター星系第4惑星に不時着する。
仲間と離れ離れになったレイモンドは、不時着直後に原生生物に襲われるが、惑星の大国であるオーシディアス王国王女「レティシア」に助けられる。
レイモンドは離れ離れになった仲間を探すため、レティシアは隣国ヴァイル帝国に脅かされる王国を救うため、ともに旅に出ることになる。
「スターオーシャン6」の特徴
「STAR OCEAN THE DIVINE FORCE」(スターオーシャン6)の特徴が以下です。
DUMAを使った斬新なバトルシステム
スターオーシャン6のバトルは一見よくあるアクションRPGのバトルですが、実際にやってみるとそのシステムはかなり斬新です。(動画は音が出ないようにしてあります)
バトルの鍵になるのが、
- 空中を短時間飛行できる「VA(ヴァンガード・アサルト)」
- バトル中のスキルの使用に必要な「AP」
の存在です。
VAはストーリー中に出会うDUMA(デュマ)の力によって使えるようになるのですが、自分にターゲットが向いている敵に対して、VAを使って敵の視界の外に出ることで「ブラインドサイド」というものが発生します。
ブラインドサイドが発生すると、敵が行動不能になってダメージが入りやすくなるのと同時にAPの最大値が増えます。
また、VAのボタン長押しで使える敵の攻撃をVAシールドで弾くことなどでも最大APが増え、逆に、敵の攻撃を受けて怯んでしまうと最大APが減ってしまいます。
最大APのMAXは15。
APが多いと連続で攻撃ができてバトルを有利に進められるので、今作のバトルでは最大APを維持するのがかなり重要になってきます。
さらに、攻撃などで溜まるゲージがMAXになると、必殺技である「Vatting」が使えます。
ちなみに、バトルには主人公を含めた4人とゲストメンバーが参加できます。
自由度の高い成長システム
このゲームの主な成長システムは、
- スキルの取得
- スキルの強化(バトルスキル、アクティブスキル、パッシブスキル、Dスキル、ICスキル)
の2つです。
どちらもレベルアップしたときなどにもらえるSPを消費します。
スキルの取得では、キャラごとのスキルツリーを使って新しいスキルを取得できます。
取得したスキルはアクションボタンに割り当てて使用が可能です。
また、スキルの強化で、取得したスキルを強化できます。
アイテムクリエイションで装備作り
アイテムクリエイション(IC)では、素材を使ってアイテムや装備を作成できます。
アイテムクリエイションにはレベルがあって、ICレベルが高いほどレアな装備を作れるようになります。
また、装備にはファクターが付いているものがあり、獲得経験値やフォル(お金)を増やすものから与ダメアップなどの戦闘向けのものまであります。
アイテムクリエイションの合成では欲しいファクターが付いた装備を素材として、好きな装備にファクターを引き継ぐことができて、店で買うよりも強い装備を作れます。
2人の視点で描かれるストーリー
このゲームのストーリーは「レイモンド」と「レティシア」のダブル主人公で、ゲーム開始時にどちらを主人公にするか選択します。
以降は選んだ主人公の視点でストーリーが描かれるのですが、ストーリー中は2人が別行動をするタイミングがあって、2周目をプレイしたくなるように設計されてます。
また、メインのストーリー以外にも、それぞれのキャラクターのことをより深く知るための「サイドストーリー」や街の人からのお願い事を叶える「クエスト」(いわゆるサブクエスト)もあります。
遊び要素「ソーア」
街の人の中には、話すと「ソーア」という卓上ゲームで対決できる人がいます。
ソーアの基本ルールは以下です。
- 毎ターン盤上に1つポーン(コマ)を置く
- ターン終了後、盤上にある自分のポーンの攻撃力を足し合わせた分のダメージを相手に与えられる
- 相手のHPが0になると勝ち
上記に加えて、相手のコマを自分のコマで囲むと相手のコマを排除できたり、それぞれのポーンに特有のスキルが付いていたりと、戦略性が求められるゲームになってます。
難易度は4段階
このゲームの難易度は、
- CASUAL
- GALAXY
- UNIVERSE
- CHAOS
の4段階で、バトル中以外いつでも変更が可能です。
CHAOSは難易度「UNIVERSE」でのクリア後に追加されます。
僕は1周目はGALAXYでプレイしましたが、たまにボス戦でやられることがあるくらいの難易度でした。
「スターオーシャン6」の良かった点
「STAR OCEAN THE DIVINE FORCE」(スターオーシャン6)をプレイしていて、良かったと感じた点は以下です。
スピード感あるバトルが楽しい
このゲームのバトルシステムは斬新で、ぶっちゃけ最初は戸惑いましたが、慣れていくうちにどんどんおもしろくなっていきました。
雑魚戦では、ブラインドサイドでダメージが入りやすくなった敵を素早く殲滅するスピード感あるバトルが最高に気持ちよかったです。
一方、ボス戦はブラインドサイドが効かない場合がほとんどで、VAシールドを使って最大APを回復するなどのテクニックが要求されます。
気持ちよく戦える雑魚戦とテクニックが要求されるボス戦のバランスがいい作品だと感じました。
SFチックなストーリーに惹き込まれる
序盤はオーシディアス王国とヴァイル帝国の2国間の争いのストーリーが中心ですが、徐々に「サイバーパンク2077」のようなSFチックな要素が加わっていきます。
ムービーのグラフィックもきれいでかっこよく、ゲーム開始時のムービーからストーリーに惹き込まれました。
立体的なフィールド探索がおもしろい
DUMAを使って短時間空を飛べるので、フィールドが立体的な作りになっていてフィールド探索が楽しかったです。
フィールドは広いですが、DUMAを使った高速移動に加えて、ファストトラベルもあるので移動は楽ちんでした。
クリア後のやり込み要素が豊富
クリア後のやり込み要素として、
- サイドストーリーのコンプリート
- クエストのコンプリート
- 個別エンディングのコンプリート
- もう一方の主人公でのクリア
- 裏ボスの撃破
- 最強装備の作成
などがあります。
より強い敵が出現する隠しダンジョンが用意されているので、クリア後のレベル上げやより強い装備の作成の目標になります。
ちなみに、いわゆる強くてニューゲームはないので、もう一方の主人公でプレイする場合は一からになります。
取り返しが付かない要素がほぼない
取り返しが付かない要素がほぼないように設計されていて、サイドストーリーやクエストはクリア後にじっくりやってもOKです。
ただ、唯一、終盤に隠しパラメータである好感度が一番高いキャラだけに発生するサイドストーリーがあり、これはひとつのセーブデータに一人だけしか残せません。
どうしても特定のキャラのサイドストーリーが見たい場合は、事前に好感度を調整しましょう。
「スターオーシャン6」の悪かった点
「STAR OCEAN THE DIVINE FORCE」(スターオーシャン6)をプレイしていて、残念に思った点は以下です。
トロフィーコンプまでが苦行
プラチナトロフィーの取得率は現時点(2022年11月20日)で0.4%と、かなり取りにくくなっています。
特に以下のトロフィーが大変でした。
- 「トレジャーハンター」:世界中の宝箱を開封
- 「万物創造神」:アイテムクリエションで90%以上のアイテムを作成。
「トレジャーハンター」はDUMAのスキルで周囲の一定範囲を探索できるものの、どの地域に取得していない宝箱があとどれだけ残っているかの情報が一切表示されないので自力で探す必要があります。
「万物創造神」もどのアイテムをまだ作っていないのかわからないため、アイテムを作成するたびにメモをしておくなどの対応が必要になります。
取れたときの達成感はあるものの、かなりめんどくさく、ぶっちゃけ苦行でした。笑
何を優先して成長させるか迷う
このゲームの成長システムは選択肢が多すぎて、どれから上げるべきか迷ってしまいアイテムクリエイションのレベル上げをほとんどやらないままクリアしてしまいました。
2周目で実感したのですが、装備によるパラメータアップの底上げ効果が高いので、アイテムクリエイションも割と重要です。
成長にはすべてSPを消費するようになっていますが、アイテムクリエイションのレベル上げに必要なポイントがSPとは別のポイントであれば、アイテムクリエイションをもっと活用していたかもしれません。
回復キャラが少ない
このゲームには回復キャラが一人しかいないので、必ずパーティーに入れたくなります。
ただ、ストーリーの進行上、回復キャラが一時離脱することがあって、そういった場面では戦闘がキツいなと感じることがありました。
回復キャラがもう一人くらい入ればよかったかなと思います。
仲間の一時離脱でアクセサリが勝手に外される
このゲームでは、ストーリー中、仲間が一時離脱することがよくあるのですが、そのたびに一時離脱したキャラのアクセサリが勝手に外される仕様になっています。
もしかしたら救済措置なのかもしれませんが、その度にアクセサリを装備し直す必要があって不便に感じました。
最終的にはめんどくさくなって、主人公以外アクセサリなしでプレイしましたけどね。アクセサリなんかに頼らない。笑
Ver1.03のアップデートで、一時離脱してもアクセサリが外されなくなりました。
これで、さらに遊びやすくなりましたね!
たまに処理落ちが発生する
場所によっては「フレームレート優先」の設定にしていても、処理落ちすることがありました。
少し気にはなったものの、処理落ちするのは特定の場所なので、プレイに支障があるほどではなかったです。
まぁ、グラフィックがきれいだから許す。笑
まとめ:「スターオーシャン6」の感想・評価
以上、「STAR OCEAN THE DIVINE FORCE」(スターオーシャン6)をプレイした僕の感想を紹介させてもらいました。
良かった点 | 悪かった点 |
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このゲームをトロフィーコンプまでプレイしてみて、以下のような人におすすめできる作品だと思いました。
- スターオーシャンシリーズが好きな人
- アクション性が高いRPGが好きな人
- やり込みが好きな人
「スターオーシャン6」は実際にみんなの評判も良く、僕が今年やったゲームの中でも上位にランクインするくらいおもしろい作品だったので、RPG好きならプレイして損はないはずです。
ぜひいい方向に生まれ変わったスターオーシャンをプレイしてみてください!
ではでは~。